2006年12月06日 絶対は、ない。 (2) カテゴリ:カテゴリ未分類 そのメールを見た瞬間、僕は思わず『えっ!?』と叫んだ。 僕には未だ、冗談の響きのように聞こえる。 MIHOちゃんが、ふられた。 帰国からたぶん、まだ2週間も経っていないだろう。 僕は、結婚式でスピーチする気満々だったのに、彼と彼女は、別れてしまった。 あれから8ヶ月。 8ヶ月前のその日、僕は夜のメインストリートを走った。 片手に、火のついた煙草。 息が上がっても、のどが真っ白になっても、それでも僕は、走った。 僕は彼女に恋なんてしていなかったよね? その通り。 彼と彼女は、僕がこれまでに見てきた中でいちばんお似合いのカップルだった。 この二人がうまくいかないわけがないと思った。 合い過ぎていた、それは、異様なくらい。 この二人は幸せになるんだろうな、と、電卓の確かさくらいに僕は確信していた。 けど、 終わりは、きたん