元祖外国人歌謡!バートン・クレーン今回は、"元祖・外国人歌手"バートン・クレーンをご紹介する『外国人歌謡の歴史』シリーズ第一弾。戦前の日本で、酔っ払いながら書いたような『酒が飲みたい』のバカバカしい歌詞がサトウ・八チローに絶賛されたり、若き日の淡谷のり子先生と漫談デュエット曲をリリースしたりと、やり放題の太く短い歌手生活をつづります。 歌謡曲の大きな一要素『外国人歌謡』 戦前に来日し『酒が飲みたい』をヒットさせたバートン・クレーンから『消臭力』のミゲル君まで、日本の歌謡曲を語るうえで外国人歌手の存在は欠かせない。独特のなまりで日本語の曲を歌う外国人はいつの時代も暖かい拍手に迎えられてきた。島国特有のツンデレ性をもつ日本人にとって、"日本語をしゃべる外国人"は異国文化に触れる第一歩として安心できる存在なのだろう。 今回は外国人が日本語で歌う音楽で、主に日本国内を中心に流通したものを『外国人歌