大抵の話というのは、ジャンルの中で完結する。 しかし時に、ジャンルの枠を飛び越えることがある。狙ってそれを実現させるのは困難だが、ふとした瞬間に越えていくこともある。 新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級チャンピオン、エル・デスペラードは、ジャンルを超えた存在になった。 2月13日、あるニュースがプロレスファンを驚かせた。 『エルデスペラード、新馬戦に勝利!』 同日の阪神第4レースに組まれた新馬戦で、幸英明騎手が騎乗する5番人気のエルデスペラード号がダート1800mを1分57秒フラットで走り抜け、見事に勝利を収めたのだ。 「とうとうNumberから取材依頼が来たって思ったら、馬……。(高橋)ヒロムの時と全然違うじゃねーか!」 そう嘆きつつも、ならず者ルチャドールは取材に応じてくれた。 「ベルトはゴールじゃなかった」ならず者の現在地 プロレスラー、エル・デスペラードの存在感は強まり続けて
ゲームが1周年を迎え、新ウマ娘が続々と追加されていますが、キャラの濃さで言えば、アグネスタキオンを超えるのは正直、難しいと思います(苦笑)。めちゃくちゃ強いのに問題児で、やや不気味なマッドサイエンティスト…はい、正直、ヤバいヤツなんですが、この娘にハマる人、意外と多いです。何を隠そう私も、育成ストーリーともども大好きになってしまいました。美貌と孤高と狂気、そして何もかもお見通しのような態度…目の前でひれ伏したくなるのですが、その〝全知全能の神〟感、があるのはどうしてなのだろうと、改めてその足跡をたどってみると…納得しました。浮き彫りになったのは人知を超える強さと、ひとつの仮説。そう、タキオンは知っていた――信じるか信じないかはアナタ次第です。(文化部資料室・山崎正義) まずは強さから 2012年に流れたJRAのCMは、アグネスタキオンについて、こんなふうに表現しました。 「その馬は、わずか
「ウマ娘」では信念のお嬢様!メジロマックイーンが乗り越えた血・事件・ライバル対決を「東スポ」で振り返る アニメ「ウマ娘」を観た後、私は現役時代よりメジロマックイーンのことが好きになりました。Season2の準主役、名家に生まれた落ち着いた物腰の令嬢として描かれていますが、時折見せる負けず嫌いな部分だったり、頑張り過ぎてしまう姿、そして芯の強さにハッとしたのです(天然ボケなのもカワイイですが)。改めて振り返れば、隙のない走りで競馬界を引っ張り続けたマックイーンにも、自分の置かれた立場を全うする信念がありました。何より、アニメ同様、めちゃくちゃ強いのですが、主人公とまではいかない感じも…トウカイテイオーとのライバル関係や、アニメには描かれていない挫折ともども「東スポ」で振り返ってみると、本当にこの馬はカッコイイです。ぜひご覧くださいませ。(文化部資料室・山崎正義) 宿命 ゲーム「ウマ娘」でメジ
今年のスプリンターズステークスはピクシーナイトが勝利。まだ3歳、これからもっと強くなりそうなニューチャンピオンが誕生しました。近年は絶対的王者の不在が続いていたので、彼が歴史的スプリンターになることを願いつつ、今週は、史上最強のスプリンターとして名高いサクラバクシンオーをご紹介しましょう。ゲーム「ウマ娘」のバクシンオーも、子供の頃からかけっこで「神速」と呼ばれ、「最速こそ最強」「圧倒的なスピードこそ勝利の秘訣」「あらゆるレースをスピードで制す」というキャラになっていますが、実際はどうだったのか。マイルとスプリントの違いを競馬ファンに教えてくれた驀進王を「東スポ」で振り返ります。(文化部資料室・山崎正義) バクシン最強説 サクラバクシンオーは、競馬ファンが「史上最強のスプリンターは?」という議論をすると真っ先に挙がる馬名であり、ランキングを作るとだいたい1位か2位になります。最強の座を争うの
こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。 今回のテーマは「因子周回をする時、必ず知っておきたいこと特集」です。今はチャンピオンズミーティングも終わったばかりのイベントの谷間期間なので、因子周回をメインにやっている方が少なくないと思います。そんなわけで時期も良いので、因子周回ガイド記事という感じで今回まとめてみました。 普段からコツコツと良質の因子を揃えておくのは、強いウマ娘を育成するための第一歩。ぜひ参考にしていただければ幸いです。 あとで育てるウマ娘の相性、必要スキルを意識する 因子周回を始める前に、いの一番でやっておきたいのは「相性を揃えること」です。各ウマ娘の相性は継承できる因子に影響するので、可能な限り相性値は盛っておきたいところ。そのため、因子周回時から相性の良いウマ娘を選ぶことはできれば意識しておきたいです。 また、相性値は因子周回するウマ娘本人も大事ですが、その両親のも
1年間、1回も負けずにGⅠ戦線を戦い抜く…あのシンボリルドルフもディープインパクトもアーモンドアイも成し得なかった偉業を達成した馬が1頭だけいます。20世紀最後の年、GⅠ5勝を含む8戦を全勝したテイエムオペラオーです。人気ゲーム「ウマ娘」のオペラオーが「天候程度でやる気を失うようじゃ、世紀末覇王には到底なれないさ」と自信満々で語るように、馬場や展開を問わなかった名馬の2000年を「東スポ」で振り返りましょう。「オペラオーを語るならあの馬もだろ!」という皆さんもご安心ください。なぜこのnoteを今週、アップしたのか…最後までお読みいただければ幸いです。(文化部資料室・山崎正義) 第1戦 京都記念(GⅡ) まずはオペラオーの立ち位置を確認しておきます。前年の春、5番人気ながら皐月賞を制し、ダービーは3着で、秋の菊花賞は2着。ナリタトップロード、アドマイヤベガとともに3強を形成し、クラシックを盛
中1週の第9弾 毎週水曜日のアップを楽しみにしてくださっていた皆さま、1週間の短期放牧、大変失礼いたしました。この企画を始めた当初からたくさんのリクエストをいただいていたナイスネイチャに取りかかったところ、時間が足りなくなってしまいまして…私はこのシリーズを書く際、当該馬の全レースの馬柱や記事を読み直すんですが、いかんせんネイチャの出走数が多すぎました。レース数にして「41」。過去8頭の中で最も多かったゴールドシップでさえ28戦ですし、しかもゴルシの時代とは違いネイチャが活躍した1990年代のうちの新聞ってまだデータ化されてないんですよ。つまり、パソコンでポチッとするのではなく、薄暗い資料室にこもってひとつずつ、紙をめくりながら探すしかないんです。で、探していると、あんな記事もこんな記事も出てきて、懐かしくなっていろいろ読んでいるうちに日が暮れて…って、すみません、私が悪いんですが、何とか
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