旧赤泊村は、平成16年3月1日、佐渡市に合併したが、新潟県寺泊町の対岸40kmにあり、佐渡ガ島の南部にある農、山、漁村である。人口約3300人。 佐渡ガ島の玄関、両津港から赤泊地区までは乗用車で約1時間(直江津に渡る小木港からでは約30分)。島を囲む海や、彼方に霞む金北山(標高1172m)を眺めながら、稲田で青ばむ国仲平野を通り抜けて一路山路へ。赤泊地区への途中には、杉の大木に囲まれた由緒ありげな妙宣寺の県内唯一の五重の塔や、真野の宮(順徳上皇をまつる神社)と真野御陵(上皇の火葬塚)等、見所も多い。 赤泊地区を案内して頂いた役場の木下雅樹氏(地域振興課)によれば、赤泊の温暖な気候は年平均13℃。おけさ柿は、みかんが出回る直前の10月半ばから出荷する名産品。また、昔は竹が盛んに出荷された。ちょっと見、50台半ばの木下氏いわく「自分が高校生の頃には、竹薮から竹出しのバイトをしたものです」。