「申酉荒れて戍亥の大凪」そんな相場格言があるが、年初からの下落がまさかここまで酷いものとは誰も想像しなかった。2月12日まで昨年の大納会から28営業日、日経平均株価は21.3%という大幅下落となった。そうした状況で「日経平均リンク債」が次々とノックインしたことが話題になっている。なかには「日経平均リンク債はとんでもないリスクの高い商品だ」といった記事まであるが、そもそもどのような金融商品なのか。それほどまでに酷い金融商品なのだろうか。 「畜生!こっちも漬かっちまった」悪夢の2月12日 2月12日ーーこの日は悪夢のような一日だった。前日の建国記念の日は、春を思わせる暖かな陽射しが日本中を包んでいた。だが、ロンドンのマーケットが開いた時に悪夢は始まる。外為市場で猛烈な円買いが始まったのだ。ドルは一時110円台まで売りこまれた。欧米の株価は大幅安を付け、その流れは翌日の東京にも持ち込まれた。もは
![日経リンク債のノックイン続出!その本質を理解できないダメ銀行員 | ZUU online](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b43fef57756eb447a92ecc3ae3ab27ae28aaae42/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fprd-cdn-zuuonline.storage.googleapis.com%2Fimages%2FgbFdxZDoCsBWLocmSerMprYxtfHOuiAD%2FThinkstockPhotos-505845846.jpg)