「リアルでは黒い服ばっかなのに,ゲームでは派手な服を着るのなんで?」マオ・シルフィーユが色彩心理学で解剖! ライター:マオ・シルフィーユ うーん,今日も着てる服が黒いっ! やっぱ黒色や灰色や青色は落ち着くなあ。 「染まれよ――黒によぉ――……」 でも,暗色系の服を選んでいるのはなんとなくの好みで,もっと言えば「なんとなくそこに落ち着いてしまった」感がある。配色やデザインの話は置いといて,ファッション偏差値的に“そうなった”だ。 一方,ゲームなどで衣装を着せ替えられるときは,美男美女なアバター(キャラクター)にド派手な服を着せられる。もっと正確に言うと「自分で着ることはまずなさそうな服」を積極的に着せられる。 その答えは「そういう服があるし」「ゲームだし」「まあ願望だから」といった心理が限りなく正解に近いのだろう。ゲーム業界でも長らく,理想の自分になれる系ゲームは一定の成功を収めているわけだ