【ワシントン=中村亮】米国防総省のライダー報道官は2日、記者団に偵察用気球が米本土上空を飛行していると明らかにした。国防総省高官は「中国の気球であると確信している」と説明した。「現在の飛行経路は機密に関わる多くの場所を通る」と指摘し、軍事施設の偵察を試みている可能性を示唆した。国防総省高官によると、気球は民間機の一般的な飛行高度よりも高い位置を飛行している。数日前から米本土の上空を飛行している
中国政府のコロナ政策の大転換が、各方面に影響を及ぼしている。ジャーナリストの高口康太さんは「中国人はコロナ治療薬を自力で確保しなければいけなくなったので、日本の風邪薬に注目が集まっている。とりわけ『パブロンゴールド』が人気で、これから品薄になる恐れがある」という――。 「君子豹変す」としか言いようがない中国のコロナ政策 「風邪薬、買いこんでおいたほうがいいですよ。すぐに買えなくなりますから」 数日前、ある在日中国人の友人からメッセージが送られてきた。背景にあるのは、中国のコロナ対策の転換だ。 中国のコロナ対策がなんで日本の風邪薬不足につながるの? と不思議に思われるかもしれない。ちょっと面倒だが、この「風が吹けば桶屋が儲かる」的な連鎖について説明させてほしい。 もともとのコロナ対策は、無症状の感染者も濃厚接触者もそれどころか濃厚接触者の濃厚接触者までもすべて隔離してしまう。ついでに、複数の
<書籍や雑誌、テレビ番組の字幕で「中国人名の現地読み(中国語読み)」がよく使われている。リベラル派による配慮なのかもしれないが、できればやめてもらいたい> 最近、散歩中のご近所さんに会って長々と立ち話をしていた際に、少々困ったことがあった。 浅田次郎の中国歴史小説が話題に上ったのだが、彼女がどの登場人物のことを話しているのか、さっぱり分からなかったのだ。 「ヅチンチヨンに攻め込んだリイヅチヨンが......」 何度か聞き返して、ようやく「紫禁城に攻め込んだ李自成(明朝を亡ぼした農民反乱軍の指導者)」のことだと分かった。 日本の書籍や雑誌、テレビ番組の字幕で「中国人名の現地読み(中国語読み)」がよく使われている。ニューズウィーク日本版でも例えば、習近平に「シー・チンピン」とルビが振られているが、あれである。 日本の中国歴史小説が大好きな私は、これまで井上靖や水上勉、陳舜臣らの作品を数多く読ん
1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:黄身なしゆでたまごを作って白身に感謝したい 界隈いちの中華食材スーパー 街は相変わらずの雰囲気 街頭で配られている新聞も、こんなの そのスーパーは、北口から歩いてすぐのビルのなかにあります。 「友誼商店」というのがそれ ビルの入り口 看板に、「4F 中国食品 友誼商店」とありますね。 界隈には中国食材を買えるお店がちらほらありますが、規模がいちばん大きいのは間違いなくここでしょう。雑居ビルの4階ということで、知らないと入るのになかなか勇気がいる雰囲気ですが。 ちなみにその下に「友誼食府」という表示もあり、以前はなかったものなので、これがフードコートのことだと思う。それぞれ「ゆうぎしょうてん」「ゆうぎしょくふ」と読むようです。 店内へ か
変なモノ好きで、比較文化にこだわる2人組(1号&2号)旅行ライターユニット。中国の面白可笑しいものばかりを集めて本にした「 中国の変-現代中国路上考現学 」(バジリコ刊)が発売中。 前の記事:ドイツのガチャガチャはやさぐれている > 個人サイト 旅ライターユニット、ライスマウンテンのページ 素材も爆速 新型肺炎で大変だよなあ、と思って新型肺炎にあたる中国語ワードで検索すると、「ウイルスに負けるな頑張れ」の素材画像が見つかった、というのが発見のきっかけだ。 早い、とても早い。でも売れてないようだ。。。 Photoshopファイルの拡張子のpsdで検索すると素材画像の商品がたくさん見つかる。日本で素材画像というと、コールセンター女性がインカムをつけている写真、微笑みあうカップルの写真など、無加工の写真を指す場合が多い。しかし中国ではもっとゴリゴリに加工された、ほとんどポスターみたいな画像が売ら
なかじま・けい/山梨県生まれ。中国、香港、台湾、韓国など東アジアのビジネス事情、社会事情などを新聞・雑誌などに執筆。著書に『中国人の誤解 日本人の誤解』、『中国人エリートは日本人をこう見る』、『なぜ中国人は財布を持たないのか』『日本の「中国人」社会』、『中国人は見ている。』(いずれも日本経済新聞出版社)『なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?』『中国人エリートは日本をめざす』(ともに中央公論新社)『爆買い後、彼らはどこに向かうのか?』『中国人富裕層はなぜ「日本の老舗」が好きなのか』(ともにプレジデント社)、『中国人のお金の使い道』(PHP研究所)、『いま中国人は中国をこう見る』(日経プレミアシリーズ)、『中国人が日本を買う理由』(日経プレミアシリーズ)などがある。 著者サイト http://www.keinaka.com/index.html DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、
急速に経済発展を続ける中国は、今各都市で急ピッチに地下鉄の整備が進んでいる。 内陸部の大都市、重慶も例外ではなく、ものすごい勢いで公共交通機関が建設されている。 そんな重慶には、ブレードランナーさながらの、SFかっこいい駅があるので、めぐってみた。 重慶とは 重慶ときいてもピンとこない人が多いかもしれないので、どんな町なのかざっと説明しておきたい。 中学地理でもおなじみの長江と、嘉陵江という川がちょうど合流する地点にあるのが重慶の町だ。 重慶市は中国内陸の都市では最大の都市で、市の人口は3000万人以上もある。ただ、市の面積が北海道とほぼ同じくらいある。中心部の市区人口は約900万人程度である。 重慶の中心街、解放碑周辺 重慶は、高層ビルがすごいことになっていて、密度でみたら、もはや香港をしのぐほどではないか。中国の経済成長を否が応にも実感させられる。 そしてもちろん地下鉄がある。しかし、
変なモノ好きで、比較文化にこだわる2人組(1号&2号)旅行ライターユニット。中国の面白可笑しいものばかりを集めて本にした「 中国の変-現代中国路上考現学 」(バジリコ刊)が発売中。 前の記事:中国のニセ製品の名前を考察する > 個人サイト 旅ライターユニット、ライスマウンテンのページ トップ合格できそうな本は600円 買った参考書は華東理工大学出版社の「高考日語模擬試巻」で、値段は36.8元(だいたい600円)。センター試験で「中国語」や「ドイツ語」などの科目の入試問題集がレアなように、高考での「日本語」の入試問題集もレアで、なかなか本屋では見つけづらい品物だ。確実に買うのならAmazonで買っちゃったほうが楽だろう。 この本には8回分の模擬試験があるので、8回分の「俺ってトップ合格ができるんじゃね!」が体験できるわけだ。大学入試の際、頭を悩ませ続けた経験しかない僕には精神清涼剤になりそう
» 現地日本人に超絶愛されているのになぜか日本にない中華「トマトの卵炒め」はめちゃ簡単でオススメ / 西紅柿炒蛋(しーほんしーちゃおだん) 皆さんは中華料理と言えば何を思い浮かべるでしょうか? チャーハン、マーボー豆腐、餃子なんかもいいですね。ですが、現地の日本人のほぼ100パーセントが「好き!」というにも関わらず、なぜか日本で広まらない中華料理があるご存知でしょうか。 それは「トマトの卵炒め(西紅柿炒蛋)」。めちゃウマ、めちゃ簡単、材料も手に入るのになぜか日本の中華料理屋では超マイナーメニュー。お店にないなら自分で作れるようにならねばなるまい! 水餃子を教えていただいた昼は料理講師のバイト、夜はホテルの厨房に立つ王師傅(おうしふ)に作り方を聞いちゃいました。 【材料】 ・トマト 2個 ・卵 3個 ・鶏がらスープの素 小さじ1/2 ・塩 少々 ・胡椒 少々 材料はシンプルすぎて笑いがこみあ
一昔前、ハリウッド映画ではカンフーな感じの中国人が出てくると必ずこのフレーズがかかる、という「あのメロディー」がありました。聞けば一発で分かる「あのメロディー」はいったいどこからやってきたのでしょうか。 「あのメロディー」には名前が特についていないのですが、この曲を10秒ほど聞くと分かります。中国っぽい場面には必ず出てくる「あのメロディー」です。 小白龍(シャオパイロン)/飯島真理 – YouTube この「あのメロディー」は相当昔から使われているモチーフなのですが、実のところ出自がはっきりしません。最も遡れるのが19世紀後半、1847年に作曲されたオペレッタ「アラジンの中国大スペクタクルあるいは魔法のランプ(The Grand Chinese Spectacle of Aladdin or The Wonderful Lamp)」に現れるモチーフということです。 この頃には、ゴールドラッ
米Appleは4月1日(現地時間)、中国の公式サイトにティム・クックCEOの署名入りの消費者宛謝罪文を掲載した。中国における保証ポリシーに関する批判を受けたもので、顧客サービスの改善を約束している。 中国では過去数週間、国営テレビ局の中国中央テレビ(CCTV)や中国共産党中央委員会の機関紙である人民日報が、Appleの中国での顧客サービスを批判する報道をしている。人民日報によると、CCTVが3月15日に放映した特別番組で、Appleが中国でのアフターサービスを他国と差別していると報じたのが発端という。例えば、中国では製品の保証期間は2年と定められているにもかかわらず、Appleの保証期間は1年であることや、iPhone 4とiPhone 4Sのユーザーが、これらの修理が部品交換のみで新品との交換ではないことに不満を持っていることが紹介された。 これに対し、Appleは中国でのサービスは他国
円債市場で、長期金利の上昇に歯止めがかからない状態となっている。日銀の金融政策正常化プロセスを巡る不透明感から、疑心暗鬼に陥った投資家による「売り材料探し」の様相を呈しており、市場では日銀が来月13─14日の政策決定会合で国債買い入れ等に関する何らかの方針を示すまでは金利上昇基調が続くとの見方が多い。
印刷 高速鉄道が脱線し落下した事故現場。一夜明け、地上では重機で車両(右下)を埋める作業が続いていた=24日午前8時18分、中国浙江省温州、樫山晃生撮影高速鉄道の脱線現場 中国浙江省で23日夜に起きた高速鉄道の追突・脱線事故から一夜明けた24日早朝、中国当局は、追突したとみられる車両の運転席部分を、現場に掘った穴に埋めてしまった。事故から約半日後の24日午前4時半過ぎ、現場に入った記者が一部始終を目撃した。 夜明け前。現場では、落下した1両の車体が、一部は地面に突き刺さり、高架に寄りかかるように立っていた。わきの地面の上では、追突した後続列車とみられる先頭車両が、真っ二つになっていた。切断部分は鉄板や部品がめくれ、後ろ半分は原形をとどめていなかった。 空が明るくなり始めた午前6時ごろ、7台のショベルカーがすぐ横の野菜畑に穴を掘り始めた。深さ4〜5メートル、幅も約20メートルと大きい。
安い商品の大量生産地、中国。いろんな商品が作られる中で、「これ日本っぽいよね、日本で売れるかもね!?」とか思いそうな商品も作られる。 日本と中国の関係が悪くなかろうが良くなかろうが、毎年のように作られては中国限定で売られる微妙な日本語の製品はもはや伝統芸能。 タイトル通り日本人が見たら「これは日本人は買わないだろ」と笑ってしまいそうな変な日本語が含まれた、中国のおしゃれさん御用達の商品を集めてみました。 (ライスマウンテン) 体に日本をとりいれましょう 日本製品は健康的というイメージがあるのだろう、日本語が書かれた商品のコレクションを見てみれば、一番多いのはちょっとしたおかしだったり、化粧品だったり、体に取り入れるものだ。 安全神話から来るひらがなカタカナへの崇高。しかしまさかそこにも魔の手が伸びるとは。結局日本語をかなり勉強しないとそれが実はなんちゃって日本製なのかは気がつかないのだった
工場に山積みにされているブブゼラ=中国広東省スワトー市の玩具メーカー「利之通」提供 【広州=小林哲】サッカー・ワールドカップ(W杯)で、地元・南アフリカのサポーターたちがスタジアムで吹き鳴らし、世界中に有名になったラッパ形チアホーン「ブブゼラ」。民族楽器がルーツとされ、騒々しい低音が特徴の応援グッズは、実はその大半が中国製だ。W杯を商機と見込んだ広東省の工場などで大量生産されている。 広東省スワトー市にある玩具メーカー「利之通」は、昨年6月からこれまでに100万個を超えるブブゼラを製造。地元の交易会やネット販売で発注があった南アフリカの業者などに1個2元(約27円)前後で大量出荷した。 この地域にはプラスチック製品の工場が集まり、同社はサッカーの応援グッズ製造が専門。社長の黄熙楽さんが6年前、たまたまテレビのサッカー中継で、南アのサポーターが吹いているブブゼラを見て商品化を決めた。W
【上海=奥寺淳】上海万博PRソングが日本のシンガー・ソングライター岡本真夜さんの曲の盗作とされる疑惑について、PRソングの作曲者、繆森氏側が22日、「二つの曲には大きな違いがある」と、疑惑に反論する声明を発表した。中国の大手ニュースサイト・新浪網が繆氏の委託した会社の話として伝えた。 声明は、現在も万博当局はPRソング「2010年はあなたを待っている」の作曲者が繆氏であることを承諾していると主張。この事実を尊重することを希望する、としている。また、岡本さん側との協議の結果、「日本側も中国側の立場を十分に理解し、盗作の争いを排除することで合意した」としている。 さらに万博PR曲は「ゆったりと楽しい旋律」のため、岡本さんの曲「そのままの君でいて」とは大きく異なると主張。「下心のある者が(岡本さんの)似通ったメロディーを利用し、世間の評判を誤った方向に導き、新たなもめ事を造り上げた」と述べた
【北京=峯村健司】中国メディアを管理する共産党中央宣伝部が、人民元の切り上げをめぐる対中批判や食品安全事件など、18分野の報道や独自取材を禁じる通達を報道各社に出していたことがわかった。米インターネット検索最大手のグーグルが中国本土での検索事業の撤退を表明する直前、大衆が不満を募らせる問題の報道を抑え込む異例の通達に踏み切っていた。中国筋が明らかにした。 通達は劉雲山・共産党中央宣伝部長名で、21日に主要な新聞、テレビ、ラジオ、インターネットニュース各社にファクスで送られた。日曜日にこうした動きがあるのは異例。グーグルが22日に撤退を発表するとの情報を中国当局が事前につかんだため、急きょ通達を出したのだという。 規制の内容は、2008年の北京五輪の直前に実施された規制を上回る「過去最大規模」(中国メディア幹部)。グーグル問題で米国は中国のネット検閲の中止を求めていたが、こうした敏感な問
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