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小林紀子 なぜ食糧をめぐる政策を、経済学だけから論じなければならないのかわかりません。選挙対策と断定するのも疑問です。 私の考える 食料自給率を上げたほうがいい理由は2つです。 1つは、現在の中国を含む世界の食糧輸出国での食糧増産は、地下水の過剰揚水によるものです。ここ数年、米国や中国では帯水層の水位低下が目だっており、中国では、工業用水の利用増加もあいまって、黄河や揚子江の下流では河が干上がることも多いようです。現在のペースでの取水が続けば、石油より先に枯渇するのは水かもしれません。点滴灌漑などの対策を進めても、今後の世界人口増加と、中国とインドの経済力向上に伴う需要増加を考えれば、いずれ食糧価格が上昇するのは間違いないでしょう。耕作放棄地を生産可能な状態にするのには時間が必要です。外国が穀物禁輸措置をしてからでは遅いのです。 (参考サイト) http://blog.sizen-kank
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2007年09月01日18:42 カテゴリ経済 食料自給率という幻想 松岡利勝の記事のコメント欄で、食料自給率をめぐって論争が続いている。特に先月、農水省が日本の自給率(カロリーベース)が40%を割ったと発表したことで、民主党が「自給率100%をめざす」などと騒いでいる。 しかし、この問題についての経済学者の合意は「食料自給率なんてナンセンス」である。リカード以来の国際分業の原理から考えれば、(特殊な高級農産物や生鮮野菜などを除いて)比較優位のない農産物を日本で生産するのは不合理である。そもそも「食料自給率」とか「食料安全保障」などという言葉を使うのも日本政府だけで、WTOでは相手にもされない。 食料の輸入がゼロになるというのは、日本がすべての国と全面戦争に突入した場合ぐらいしか考えられないが、そういう事態は、あの第2次大戦でも発生しなかった。その経験でもわかるように、戦争の際に決定的な資
2008年06月16日23:42 カテゴリ経済 「食糧自給率」の向上は食糧危機を悪化させる 自民党の「米粉加工食品を普及推進する議員連盟」が発足し、福田首相が食糧危機に関連して「こういう内外情勢になると、食糧自給率を上げることは国家戦略上の課題だ」とあいさつしたという。この点は民主党も同じで、「自給率100%をめざす」などと言っている。 しかし、この政策は論理的に間違っている。いま起こっている食糧危機は、穀物価格の上昇である。以前の記事でも書いたように、高騰した小麦の国際価格でさえ、国内価格の約半分。米は1/3だ。自給率を高めるというのは、割高な国内穀物を増産することだから、価格高騰の対策にはならない。むしろ自給率(国内農家)を守るための補助金が、穀物の価格をさらに高くしているのだ。 では、供給の絶対的不足は起こるだろうか。1993年、米の凶作で260万トンの緊急輸入が行なわれたことがある
2009年04月13日18:49 カテゴリBooks 「食糧危機」をあおってはいけない 先進国で「食糧危機」が起こる可能性はなく、「食糧安全保障」などという政策を掲げているのも日本だけだ。こんなことは経済学の常識だが、日本では山下一仁氏のような改革派まで「中国の爆食で食糧危機が来る」という類の話をするのは不可解だ。著者は戦時中の食糧不足の経験が原因ではないかと推測しているが、そんな世代はもう影響力はないだろう。単に政治家とマスコミが馬鹿なのではないか。 中国の食糧輸入増はブラジルなどの増産で埋め合わされ、輸入量は減り始めている。「人口爆発で数十億人が餓える」というのも嘘で、2040年ごろをピークとして世界の人口は減り始める可能性がある。農地にはまだまだ余裕があり、農業技術の生産性も今の数倍になる余地がある。問題は食糧の絶対量ではなく、それを買う経済力である。2007~8年の穀物価格の暴騰に
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