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ブックマーク / benli.cocolog-nifty.com (16)

  • 2015年の日韓合意の解釈について - la_causette

    従軍慰安婦問題については、平成27年12月28日付の日韓両国の外務大臣の共同記者発表をもって、政府間での解決が果たされました。その内容は、こちらのWEBページに掲載されています。しかし、この共同記者会見の解釈については、誤解が多いようです。 1つは、日側から韓国側への拠出金の意味についてです。これを、駐韓日大使館前の少女像の撤去の対価とする見解がまことしやかに流れているようです。しかし、岸田外務大臣の声明(2)によれば、韓国政府が元慰安婦の方々の支援を目的として設立した財団に日政府の予算で資金を一括で拠出するのは、「今般,日政府の予算により,全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じる」ことの具体的な方策の一旦として位置づけられており、かつ、「全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じる」ことの主体は日政府とされています。尹外交部長官の共同声明(2)にあるとおり、韓国政府

    2015年の日韓合意の解釈について - la_causette
    KATZE
    KATZE 2017/01/16
    [日韓合意]外交部「できる限り努力」http://bit.ly/2iqKTBY 人によって解釈は異なるが国際司法裁判所に働きかけて出てきたものが正解なのかな。紛争の義務的解決に関する選択議定書 http://bit.ly/2jTqbuN
  • 重国籍に関するあれこれ - la_causette

    蓮舫議員を巡る国籍法関係のあれやこれやについて未だに間違った情報が横行していますので、平均的な高校生でもわかるように解説してみることにしましょう。 まず、前提事実から見てみましょう。蓮舫議員は台湾人のお父様と日人のお母様との間に嫡出子(法的に有効な婚姻をした夫婦の間の子)として生まれています。ここで「台湾人」というのが法的にはくせ者です。第二次世界大戦で敗戦し日が領有権を放棄する前は、台湾も日の一部だったので、台湾人は日国民であったのです。しかし、敗戦後は、台湾は蒋介石率いる中華民国政府の支配下におかれます。このため、日政府は、台湾中国土と一緒に「中華民国」を構成するものとして法的に扱うことになり、日に在留する台湾人を「中華民国」の国民として扱うことになりました。しかし、その後、中華民国政府は中国土の支配権を中華人民共和国に奪われてしまいます。それでもしばらくは、日政府

    重国籍に関するあれこれ - la_causette
    KATZE
    KATZE 2016/09/22
  • 92年1月の用語解説記事に拘る前に - la_causette

    従軍慰安婦問題を論ずる方々はどうしても対朝日新聞イデオロギー闘争に執心してしまう傾向があるようです。ただ、あまり公平な議論は行われていないような気がします。 「挺身隊」と「慰安婦」とで新聞記事検索をかけると、「タイ南部の小さな町に、韓国人のハルモニ(おばあさん)を訪ねあてた。」という書き出しから始める記事の中に、 ある日、釜山郊外で井戸の水を水がめにくんで頭に載せて帰ろうとしたら、日人巡査が三、四人来た。「待て」と言われて身をかわした瞬間、水がめが落ちて割れ、巡査の服をぬらした。いくら謝っても許してもらえず、殴られたり、けられたりしたうえ、車の中に押し込まれた。それが人生の岐路となった。 留置された部屋には若い女性がいっぱいだった。十日後に六人がダブダブの軍服を着せられ、「皇国使節団」として軍艦に乗せられた。1942年の秋だった。 四十日間の航海のあと「昭南島」と呼ばれたシンガポールに着

    92年1月の用語解説記事に拘る前に - la_causette
    KATZE
    KATZE 2013/05/21
    「元従軍慰安婦問題の誤解 論説委員・朝倉敏夫」という題で、「九二年一月、日本の新聞が、挺身隊動員は従軍慰安婦強制連行、とする大々的な歴史偽造報道をした。その報道を受けて、韓国の新聞は「十二歳の小学生ま
  • TPP参加問題 - la_causette

    TPP交渉に日政府として参加するか否かを巡り、激しい対立があるようです。 ただ、交渉に参加したら不当な条項を丸呑みにしなければならない前提っておかしいと思っています。既に条項が固まって、既に批准国が一定の限度を超えて発行している条約に後から参加し批准する場合ですら、国内法に抵触する条項等について留保することが通常可能です。まして、未だ条項が固まっていないTPPについて、日が交渉に参加したら即、ありとあらゆる日の不利な条項を丸呑みしなければならないという自体にはなり得ないと思われるからです。 特に、おおむね民主主義国では、条約締結に向けた交渉に参加するには議会の承認はいらないが、条約を批准するには議会の承認を要することとされているため、交渉には参加したが、全条項丸呑みでは議会を通らないということは想定の範囲内なので、「交渉に参加したが最後、丸呑みするしかない」という仕組みになっていると

    TPP参加問題 - la_causette
    KATZE
    KATZE 2011/11/13
  • 刑が重くなったのは手を抜かない弁護士が悪いからだと裁判所が言ってのける社会では刑事弁護などやっていられない。 - la_causette

    刑が重くなったのは手を抜かない弁護士が悪いからだと裁判所が言ってのける社会では刑事弁護などやっていられない。 被告人の刑が重くなったのは,弁護人がたくさんボランティアで集まって,被告人の言うことを新味に聞いてやり,それを立証しようと精一杯努力したことにより,被告人が反省しなくなったからであり,弁護人がいけないのだ,と裁判官に指弾されるような制度の下で,そして,そのような指弾を行う裁判官ではなく,精一杯弁護活動を行った弁護士たちが糾弾される社会では,私は,刑事弁護活動をやりたいとは思いません。検察と一緒になって被告人の弁解を頭ごなしに否定した上で,形式的な情状弁護を行っていっちょ上がり的な仕事をしたい人に,お譲りしたいと思います。 私は,近々実施される裁判員制度には様々な問題があるとのご意見にはあたっている点がないわけではないことを認めながらも,職業裁判官による刑事裁判の悲惨な実情を見るに付

    刑が重くなったのは手を抜かない弁護士が悪いからだと裁判所が言ってのける社会では刑事弁護などやっていられない。 - la_causette
  • さくらちゃんと烏賀陽さん - la_causette

    オリコンvs烏賀陽弘道事件につき、訴訟費用と生活費を支援する募金活動が行われているようです。 さくらちゃん事件のときにあれほど元気だった「募金を募る前にまず家を売れ」系の方々がこの件に関しては静かにしているということはとても興味深いです(烏賀陽さんも、資産や収入を公開した上でカンパを募っているわけではなさそうですが。)。 まあ、わざわざ嫌がらせを繰り返してこの募金活動により実現しようという行為(ex.オリコンからの訴え提起に対する有能な弁護士による対応)を断念させてもせいぜいオリコンを利することにしかならないのに対し、さくらちゃん事件においてはその募金活動により実現しようという行為(ex.渡米して臓器移植を受けさせる)を断念させれば幼い命を短く終わらせることができるという違いが大きいのでしょうか。

    さくらちゃんと烏賀陽さん - la_causette
  • 匿名ネットワーカーが背負う『われわれ』はいったい誰なのか - la_causette

    佐々木俊尚さんの「新聞が背負う『われわれ』はいったい誰なのか」というエントリーが注目を集めているようです。 ただ、それをいうのであれば、同様に、「匿名ネットワーカーが背負う『われわれ』はいったい誰なのか」という問いかけもすべきではないかと思いました。祭りや炎上を仕掛けている側はしばしば自分たちの見解の方が正しい、あるいは一般市民の自然な感情に合致しているかのように振る舞っておきながら、祭りや炎上を仕掛けている側の見解の方がむしろ常識や一般市民の自然な感情から大いに乖離している等という例は枚挙に暇がないわけだし、「さくらちゃん騒動」というのはまさにそういう例だったのではないかという視点が、佐々木さんの一連の「ネットよいしょ」には欠けているようです。 がんだるふ氏やがんだるふ氏と一緒になってさくらちゃんの両親を攻撃し続けた人たちは、さくらちゃんやその両親に、現実社会における不幸を押し付けようと

    匿名ネットワーカーが背負う『われわれ』はいったい誰なのか - la_causette
  • 同じ「救う会」でも匿名さんの対応は大違い - la_causette

    吉田望さんは、さくらちゃん騒動との関連において、 それがその後の小倉秀夫弁護士のブログを読んだりコメントを書いたりしている間に次第にその「違和感」の正体が明らかになってきました。 それは日の慈善団体の多く(この場合トリオジャパン)は「会計の説明責任」を果たしていない、ということです。 当たり前すぎたでしょうか。 と仰っています。 しかし、吉田さんの分析では、「なぜさくらちゃんの命を救うための募金についてのみ、あれだけ大騒ぎをしたのか」ということが説明できていません。例えば、「北朝鮮に拉致された日人を救出するための全国協議会」もまた、そのウェブサイトにて「インターネット募金」を募集しています。しかし、そのウェブサイトの記載を見る限り、募金がいくら集まったのか、そして何にいくら使われたのかに関する報告は掲載されていません。「さくらちゃんを救う会」では公認会計士による会計監査は受けていないか

    同じ「救う会」でも匿名さんの対応は大違い - la_causette
  • 匿名さんたちは自分たちを買いかぶりすぎ - la_causette

    匿名のネガティブコメントが嫌がられる理由について、匿名コメンテーターさんたちは自分たちを買いかぶりすぎているようです。 匿名さんたちが嫌われるのは、「そのネット上での活動が現実社会での評価や社会的ないし法的に地位に影響しないことが期待できるが故にその行動に歯止めが利かない」点がメインであって、その指摘が核心を突いているからでも何でもないのです。実際、匿名さんたちの悪意剥き出しのネガティブコメントというのが核心を突いている例というのは滅多にありません。 多くのブロガーが匿名さんたちのコメントに対して誠実に応対する気を失っていくのは、理性の歯止めを失った匿名コメンテーターさんたちに誠実に対処しても無駄だという徒労感を感じるからです。実際、彼らが提示する「誠実に対処した結果炎上が見事に鎮火した例」というのは匿名さんの言葉の暴力に屈した例がほとんどであって(例えば、上村愛子さんなどは、全く非がない

    匿名さんたちは自分たちを買いかぶりすぎ - la_causette
  • ネット対マスメディア? - la_causette

    インターネットが一部のユーザーに悪用された事例をマスメディアがネガティブな論調で報じた際に「マスコミによるネット叩き」等といって感情的に振る舞うのは、いかがなものかなあという気がしたりします。 日におけるインターネットの利用状況というのは、全てが素晴らしいことばかりではなく、ネガティブな面も相当にあるわけですから、そのネガティブな点にマスメディアが注目するのは別に不思議なことではありません。もちろん、実際に非難されているのは「一部の悪質なネットユーザー」であっても、それを「ネット対マスメディア」という対立構図に持ち込めば、マスメディアへの対抗意識から「一部の悪質なネットユーザー」のもたらす害悪を矮小化する言説がネットに広まるだろうという計算もあるのかもしれませんが、それはそれでアンフェアかなあという気がしてなりません。 むしろ、大多数のネットユーザーは、一部の悪質なネットユーザーによるネ

    ネット対マスメディア? - la_causette
  • 募金の条件 - la_causette

    ところで、募金を集める人や、その募金を受け取る人が、その前に個人資産をまずすべて吐きだすなどというのは、実際問題として、一般化しているのでしょうか。 日テレビ系列は毎年24時間テレビで視聴者等からの募金を集めていますが、もちろん、日テレビ系列の各テレビ局も、24時間テレビに出演する芸能人等も、「視聴者等から募金を集める前に、その資産を全て吐き出す」なんてことはしていません。それどころか、24時間テレビ放送中のCMのCM料は各テレビ局の収入となりますし(各テレビ局はこれを福祉目的に寄付したりはしません。)、出演者もちゃんとギャラは受け取ります(ほとんどの出演者は出演料を福祉目的に寄付したりはしません。)。 では、日テレビ系列が集めたお金(正確にいうとそのお金で購入したリフト付きバス等)を受け取る側はどうなのかというと、「これを受け取る前に全資産を吐き出」したというわけでもないのでしょう

    募金の条件 - la_causette
  • 2ちゃんねるの管理 - la_causette

    大石英司さんが、次のような発言をしています。 昨日の番組で前半に扱われていた問題というのは、突き詰めると2ちゃんねる問題に過ぎないわけですね。これはひろゆきがその気になって金を出せばいくらでも管理は効く。管理できっこないなんてのは、あれは嘘です。金使いたくないから、管理出来ないことにしているだけのこと。6年間地方自治板にいて感じたことは、削除人がちょっとでもやる気を示せば、アラシや誹謗中傷は、格段に減るんです。所が削除人の姿が見えないとなった途端に、アラシが増える。 2ちゃんねる自体は、きちんと管理されれば今の勢いを失うことなく維持できるんですよ。所がひろゆきにその勇気も無いし、金出すつもりも無い。挙げ句に2ちゃんねるの勢い自体がブログやSNSに押されているから、今の勢いを維持する唯一のブログやSNSへの対抗策、解として「無法地帯」である状態をキープするということしかひろゆきの頭にないわけ

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    KATZE
    KATZE 2006/12/11
  • しゃべり場 - la_causette

    一昨日は、加野瀬さん主催の「しゃべり場」に遊びに行きました。この種のイベントは、後で結果報告を読むより、実際に参加してしまう方が面白いので。 実際に取り上げられた話題の中で、私と加野瀬さんとの間に一番温度差があったのは、音羽さんの評価かもしれません。 私から見ると、学部の2回生であれだけの文章が書ければ十分及第点をあげられると思いますし、彼はたまに暴走する点が問題視されがちですが、彼の正義感というのは一般社会においてはそんなに不快に思われる類のものではない注1ので、加野瀬さんが心配されるほどには、彼の現在のネットでの活動は、彼の将来を暗くするものではないように思ったりしています。もちろん、彼が今後市議会議員にでも立候補しようとかそういう話であれば足を引っ張ることになるかもしれませんが。 人に見られるという緊張感があると化粧がうまくなるというのと同様に、人に見られるという緊張感があると文章も

    しゃべり場 - la_causette
  • 30年ローンの3年目 - la_causette

    さくらちゃん問題でそのご両親を非難する方々にはこの種の認識を有している人が多いようです。 3年前の購入と考えると、地価が大きく下げていた時期なので、現時点で含み損をかぶっているとは考えられない。つまり、家を売ればかなりの部分、何とかなるかもしれないけど、売るわけにはいかないということか。 しかし、普通、住宅ローンには金利がかかるのです。例えば、30年ローンの最初の3年目くらいだと、大して元金は減りません。頭金プラスアルファ程度です(例えば、1億円のローンに対し、金利年3.7%の固定で、月々46万円の元利均等弁済だと、36ヶ月目の残元金は約9423万円。新築→中古という値下がり要因を考慮に入れず同額の1億円で売れると仮定しても、手元には600万円弱しか残りません。したがって、「家を売ればかなりの部分、何とかなるかもしれない」ということはまあないだろう(「米国での心臓移植」に必要な資金需要を考

    30年ローンの3年目 - la_causette
  • 音羽さん、おめでとう - la_causette

    遅ればせながら、 音羽さん、オーマイニュースの市民記者賞受賞、おめでとう! 音羽さんの受賞に対してあれこれ文句を付けている人々もいるようですが、コメント欄や2ちゃんねるでの悪口雑言にもめげることなく、信を貫き通したのだから、市民記者として高く評価されて当然です。さすがに、鳥越さんは見るべきところを見ていたというべきでしょう。 実際、音羽さんの受賞記事と、音羽さんに文句を付けているコメントや外部ブログのエントリー等をプリントアウトして普通の人に見せたら、音羽さんの記事の方を真っ当だという人の方が圧倒的に多いのではないかと思うのです。「匿名でなければ語れない」ような悪意むき出しのコメントなんて、悪意を共有している人以外には醜悪にしか映らないですから、「そんなくだらないコメントのお相手をいちいちしないこと」についてはマイナスに評価されることってそうそうないのです。

    音羽さん、おめでとう - la_causette
  • 一人の少女を不幸から救い出す手助けができるのであれば、過去の言動との整合性などどうでもよいではないか - la_causette

    音羽さんの件でもそうだし、松永さんの件でもそうなのですが、匿名の陰に隠れないと言いたいことも言えない人たちは、どうも他人の過去にこだわりすぎなのではないかと思えてなりません。「誰が言ったかは重要ではない。内容が重要なのだ」というのならば、それを語った人の過去の発言やら過去の行動などというものを重視するのはおかしいと言うことになります。さらにいうならば、その人が同時並行的に別の場所で語っていることすらその発言を評価する上での要素に加えることはおかしいとすら言えます。 私たちは、人間らしく生きていこうとすれば、言動の一貫性にそれほど拘ってなどいられません。私たちは、誤りも犯すし、成長もする。抽象的な理念を犠牲にしても実現を目指さなければならない現実だってある。現実社会の中で、現実社会をよりよくしていくために具体的に活動しようと思えば、君子豹変しなければならないのです。 翻って、ネット上で他人の

    一人の少女を不幸から救い出す手助けができるのであれば、過去の言動との整合性などどうでもよいではないか - la_causette
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