2021年もゴールデンウイークが始まった。大型連休といえば旅行やレジャーなど、さまざまな楽しみが待っている。しかし、東京都などでは20年に引き続き緊急事態宣言が発出されており、不要不急の外出は避けなければいけない状況だ。 従来であれば観光地として人気のあった博物館や美術館もこの影響を受けている。例えば、東京国立近代美術館や日本科学未来館などは、緊急事態宣言を理由に4月下旬~5月上旬までの休館を発表している。 一方、一部の施設は実際に客が足を運ばなくても、展示物を鑑賞できる仕組み作りを進めている。その一つがVR技術などを活用した「バーチャル博物館」だ。客はPCやスマートフォンから専用サイトにアクセスすることで、実際の展示物を使った映像コンテンツを自由な視点で鑑賞できる。 提供されたコンテンツがVRヘッドセットに対応していれば、「Oculus Quest」などを使ってバーチャル空間に没入するこ