1933年1月、ヒトラーがヒンデンブルク大統領の任命により首相になってから、翌1934年8月、ヒンデンブルクの死と同時にあらゆる権能を掌握し、絶対的な権力者・総統となるまでの2年弱。ヒトラーとナチスの「権力掌握の総仕上げ」が成され、日常生活に潜んでいた恐怖政治の実体が一気に表面化して世を覆い尽くすこの時代を、ヒトラー政権下で初めてベルリンに赴任したアメリカ大使とその一家が残した日記や手記、膨大な文書や歴史資料をもとに再現したのが本書である。 シカゴ大学の教授で著名な歴史学者でもあるウィリアム・D・ドッドは、就任したばかりの大統領・ローズベルトから「政府に奉仕する気があるか聞きたい。ドイツに大使としていってもらいたいのだ」という電話を受ける。「ドイツでリベラルなアメリカ人の手本を示してもらいたい」と。このときすでに4ヶ月も駐独大使の席は空席だった。が、ドッド自身にとっても、周囲の人々にとって
隣の芝生は青く見えるといいます.身近なことから始まって 暮らしでも仕事でもそんなことがよくあります. 場合によってはイメージが先行して、具体的な検討のないまま 盲目的なあこがれになったりします. 過去の歴史や、組織の違いの検討なしにイメージだけで システムや仕組みの変更を行おうとすると時として失敗につながります. 日本でさまざまな局面でお手本とされている諸外国について 実際のところはどうなの、というそんなユニークな本です. ・フランスの少子化対策は存在しない. ・フィンランド・メッソッドは、本国にはない. ・イギリス二大政党制については今、過半数を超える党はない. ・アメリカの陪審制は、このうえなく不機嫌な12人に人生をまかせること. ・ニュージーランドの自然保護は「保護か殺戮」かわからない. ・ドイツの戦争責任問題は終わりがない. ・財政破綻のギリシャは、それでも観光立国として食べていけ
ラブコメは疾風怒濤 ムジカ 作者:かかし朝浩 掲載誌:『月刊コミックバーズ』(幻冬舎)2012年~ 単行本:バーズコミックス 『暴れん坊少納言』(2007-10年)で、『枕草子』を独自解釈による群像劇にしたてた、 かかし朝浩の新作の主人公は、作曲家ロベルト・シューマン。 つまり題材は19世紀クラシック音楽。 みやびで、むつかしげなモティフにいどむ情熱は、みあげたもの。 20歳のシューマンが、ピアノ教師ヴィークに入門するところから、物語がはじまる。 階段をおりてきたのは、先生の娘クララ、11歳。 のちのシューマン夫人だ。 ヴィークはドS教師だつた。 ボクはクラシックはさつぱりゆえ確證ないが、 たとえわが子でも、殴り倒したり水をかけたりは創作だろう。 かかし先生の「解釈」として、たのしんだ。 まるで綾波とゲンドウ クララは、目隠しして演奏させられていた。 楽譜を精確になぞるマシーンにするため。
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