DeNAのドラフト1位ルーキー・度会隆輝外野手(21)が26日の巨人戦(横浜)で〝涙の満塁弾〟を放った。 この日はプロ入り後、開幕から任されていた1番を初めて外れ「8番・右翼」で先発出場。1点をリードした直後の8回二死満塁、開幕2戦目以来となる20試合ぶりの3号グランドスラムを右翼スタンドへと叩き込んだ。 牧の適時打で逆転し、スコアは3―2。押せ押せムードの中、4打席目に立ち、4番手・高梨に追い込まれたものの6球目の低めスライダーをとらえる会心の一発で巨人を一気に突き放した。ダイヤモンドを一周し、ベンチで先輩たちから手荒に祝福されると感激のあまり、その目は真っ赤。そして9回表の守備に就く際には球場全体から「度会コール」が沸き起こり、感情を抑え切れずに涙を流した。 この日までスランプにあえいだ。開幕戦から2試合連続で本塁打を放つなどセンセーショナルなデビューを飾ったが、その後は長いトンネルに