鐘の音(除夜の鐘)ダイエット-30kg @kanenooto7248 努力する際に一番怖いこと。 「最大限努力した結果、自分が大したことのない人間だった」ということを知ることなんだろうと思う。 この恐怖、ほかの人は、どうやって克服してるんだろうか? 2022-10-07 10:13:15
表面的な行動ならいくらでもできる。 老人に席を譲ったり、同僚の仕事を助けたり、 病の友人に見舞いをしたり、落とし物を届けたり、 後進のためにできることをやっておく、 家族のためにサービスする、彼女にサプライズして喜んでもらう、 できるだけ楽しい思い出になるように「ニコニコ仮面」を被りお調子者を演じる。 どんな冗談をどのタイミングで言えば笑いが取れるか計算する。 思っていた通りの反応。 その繰り返し。 だけど、俺は人を愛せない。 俺を慕ってくれている家族や恋人、友人には本当に申し訳ないのだが、 どうしても人を心の底から愛したことがない。 愛する人のために命を捨ててもいいというような境地に至ったこともない。 ただ自分のできる範囲内で「サービス」しているだけだ。 あまりにも演技が上手くいってるおかげで優しいとか気が利くとか評価され慕われている。 けれども、それは全てただの行動だ。 単にそうしたほ
対話は「消えたい」を癒すことができるか リキッド・モダニティ(液状化社会)などを主要テーマとしたポーランド人社会学者ジグムント・バウマンは、遺作「退行の時代を生きる」の中で、子宮への回帰を欲望する現代人を取り上げている。過度に液状化し型や過去と現在と未来の同一性が欠如した社会では、何をしても生の実感を得られず、為すすべのなくなった者は出来ることなら子宮へ戻りたいと願うという。これはまさに消えたい病の日本人を指しているように思える。ITが生活に溶け込み、ヴァーチャルとリアルが入り乱れた世界に生きる者は現実の身体と知覚を失う。ボディイメージの崩壊と承認欲求全盛のアンバランスソサエティ。こうした時代に僕らは何ができるのだろう。そして、どのように生きていくべきか。 我感じる、故に我あり「我思う、故に我あり」 デカルトの有名なこのコギトーは、20世紀中盤以降、現象学や構造主義によって否定された。精神
野蛮な進化心理学―殺人とセックスが解き明かす人間行動の謎 作者:ダグラス・ケンリック 発売日: 2014/07/18 メディア: 単行本 ダグラス・ケンリックの『野蛮な進化心理学:殺人とセックスが解き明かす人間行動の謎』の白眉は、やはり、第七章の「マズローと新しいピラミッド」だろう。 この本について紹介している他のブログの記事やTogetterまとめでも、この章がメインとして扱われている*1。 画像もいろいろとネットに転がっているので、貼り付けてしまおう。上が「マズローのピラミッド」で、下が「ケンリックのピラミッド」だ。 なお、「ケンリックのピラミッド」は「生活史理論」によって補強されるものである、ということには言及しておくべきだろう。 生活史理論は、「どんな動物の生涯も二つないし三つの段階に分けられ、それぞれで投資におけるトレードオフが異なる」 (p.237)という発想に基づく。人間の場
「異邦人」「シーシュポスの神話」などの作品で知られ、ノーベル文学賞を受賞したアルベール・カミュは、「不条理」の哲学を打ち出して注目されたフランスの小説家です。カミュが作品で提示した不条理の考え方とはどういうものなのかについて、さまざまな物事を解説するYouTubeチャンネル「TED-Ed」がムービーで説明しています。 Is life meaningless? And other absurd questions - Nina Medvinskaya - YouTube カミュの生まれたフランス領アルジェリアは、フランスからの入植者と原住民の間で起きた紛争で混乱した情勢にありました。カミュの周りには日常的に暴力が存在していました。 カミュの父親は第一次世界大戦で戦死。カミュが20代後半の時に第二次世界大戦が勃発しましたが、結核を持病として患うカミュは兵士として不適格とされ、アルジェリアでジャ
by Derek Thomson インド・ムンバイ出身の27歳で、子どもを持つことに否定的な意見を持つ反出生主義者でもあるラファエル・サミュエル氏が、「同意なしに自分を生んだ」として両親を訴えています。 ‘My Parents Are Extremely Proud of Me’: Antinatalist Raphael Samuel Who Sued His Folks for Giving Birth to Him | LatestLY https://www.latestly.com/social-viral/my-parents-are-extremely-proud-of-me-antinatalist-raphael-samuel-who-sued-his-folks-for-giving-birth-to-him-628550.html 反出生主義は、その名の通り「人間は繁
ソクラテス:ところで立場を代えて、こんどは逆に、相手が自分の敵であろ うと、他のだれであろうと…[中略むにゃむにゃ]…またもしその敵が…[中略むにゃむにゃ]…またもし彼が…[ずっと略むにゃむにゃ]…ぼくの考えでは…[後略むにゃむにゃ]…。 カリクレス:ちょっと聞くが、カレイポン、いったい、ソクラテスは、こういうことをまじめになっていっているのだろうかね、それとも冗談なのかね? これが『ゴルギアス』でカリクレスの登場する場面です。 ここまでで既に『ゴルギアス』は既に半分くらい終わっているのです。 ソクラテスは年寄りのソフィストの大物ゴルギアスをさんざんやっつけます。 そこに、そばで聞いていたカリクレスは、同じくそばにいたカレイポンにこう問いかけたわけです。 ソクラテスに、ではなくて。 よくこういう人はいます。 他の人が気持ちよく大問題を論じていると、「ところで今日の夕食はなんだっけ?」と聞く
はじめに 本館に対するはてなブックマークのコメントで、以下のようなものがあった。「見れなくなった記事を復活してほしい。ためになる。」id:ppp22(著)『はてなブックマーク - ポスト・ヒューマンの魔術師』はてなブックマーク(2008)、閲覧日時:2008/11/02 05:30 何の役に立つのかが不思議だったので、どの記事かを問い合わせてみたところ、以下のような返答が返ってきた。「わざわざすみません。過去にhttp://amr-i-t.com/2008/05/post-29.htmlにあった”「頭の良い人は難しい概念も簡単に説明できるはずだ」=難しい概念 - ポスト・ヒューマンの魔術師”という記事です。 」id:ppp22(著)『はてなブックマーク - ppp22のブックマーク / 2008年10月27日』はてなブックマーク(2008)、閲覧日時:2008/11/02 05:30 そん
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 どういう世界を実現したいのか。 それを具体的に考え、想像することって、いまの時代、すごく大切なことなんじゃないかと思います。 現状に対していくら文句は言っても、それを変えるための具体的な絵が描けなければ自分の不満さえ解消されません。実現したい未来のイメージが想像できなければ、問題点をいくら挙げ連ねたところで事態はいっこうによくなりません。 そういう意味で、いま問題なのは、よりよい未来を実現するための実行力が足りないことである以上に、よりよい未来のイメージを具体的に想像できる思考力・想像力が徹底的に不足していることなんじゃないかと思いはじめています。 「イメージを形にする力」以上に、イメージを描く力が欠けているのだろうと。 曖昧な哲学、ヴィジョンではいけない現状に安住してしま
バカには何を言っても聞かない、という人がいる。悪い奴は確信を持って悪いことをやっているのだから、「それは悪いことだ」と言っても無駄だ、という人がいる。バカや悪人に向かって「説教」するよりも、もっと「現実的な方策が必要だ」、とかなんとか言う。それを「プラグマティズム」とか自称していたり。──プラグマティズムってのは、そこまで底の浅いものではないはずだけれど、それはまぁ、よしとしよう。しかし、こういうことを言う人の「現実的」というのは、一体なんなのだろう。 自分がバカだったとき、悪人であろうとするとき、そういうときのことを考えてみる。その自分を押しとどめるのは、自分以外の誰かの行為であり、言葉であり、それらの自分以外の誰かが発するメッセージだ。その誰かとは、目の前の誰かであることもある。そうではないこともある。かつて、僕に向けて発せられたメッセージが、時を経て、僕の目を開かせることもある。たと
<哲学初歩> プラトンを学びたいんですが、2つ質問です。 ●そもそも「対話編」って本があるわけではないんですか? プラトンさんの対話シリーズみたいなもの? ●なにから読むのがいいですか?
http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20080109/1199875970 http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080111/1200020891 これらは本当に酷いです。本当に酷いと思っていたら、id:y_arimが何か書いていたので、私も便乗して何か書いておこうと思いました。 これらの記事は、いわゆる成功哲学とか自己啓発とかその手の分野に該当すると思いますが、こうした議論の前提にあるのは、何らかの楽天主義です。 上の記事は、自分が変われば世界はあなたにとって優しくなることを説いています。ネガティブはだめなのです。なるようになるのです。世界があなたを否定するのはあなたがさもしい心だからであって、あなたが心を入れ替えようと頑張ればきっと世界はあなたに報いるのです。灯里ちゃんが素敵だからこの世界は素敵なのです。そんなの僕らのA
Tuesday, March 21, 2006 信じてもいい理由と信じてはいけない理由 リチャード・ドーキンス (原題: Good and Bad Reasons for Believing) * * * ジュリエットへ 10 才になったお前に、私にとって大切なことについて書きたいと思う。お前は、自分達が知っていることをどうやって知るのかを不思議に思ったことがあるかな? 例えば、小さなピン針のように見える星が、本当は大きな太陽のような火の巨大な球で、とっても遠くにあることを、どうやって知るのだろう? 地球がたくさんの星のなかの一つである太陽のまわりを回る小さな球だというのを、どうやって知るのだろう? それらの質問に対する答えは「証拠」だ。時には証拠というのは実際に何かが正しいということを見ること(聞くこと、感じること、匂いを嗅ぐこと...)だ。宇宙飛行士たちは、地球から遠くはなれて、自分達
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