カジノを含むIR=統合型リゾート施設の誘致について、北海道の鈴木知事は道議会の本会議で誘致を断念する意向を表明しました。IRの誘致を予定・検討している全国で8つの地域の中で、断念を表明したのは初めてです。 この中では、 ▽候補地に希少な猛きん類や植物が生息し自然環境への影響が懸念されること、 ▽インフラ整備に時間がかかり費用も見通せないこと、 ▽道が行ったアンケートで66%の道民が誘致に不安を持っていること、などが課題となっていました。 鈴木知事は29日の道議会の本会議で「私自身熟慮に熟慮を重ねた結果、誘致に挑戦させてほしいとの思いに至ったが、今回、区域認定までの限られた期間で環境への適切な配慮を行うことは不可能だと判断した」と述べ、再来年の7月までの国への申請を断念する意向を表明しました。 ただ鈴木知事は「IRは経済・社会に大きなインパクトを与え、持続的な発展に寄与するプロジェクトだ。き