「しかたがない」 ・・・既成事実への屈服の愚 インタビュアー 飯坂彰啓 運営者 しかもタコツボの中で頭がぼけているから、「自分は自由だ」と思っている。抑圧をまったく感じていない。他人に区切られた枠の中で、最大限わがままにふるまうことで自尊心を満足させられるわけです。 そういう人いますよね。うんざりです。 そして自分が閉じこめられている檻については、「現実はそういうものなんだからしかたないじゃないか」と簡単にあきらめています。 やたら現実志向の人っているじゃないですか。「いやー、岡本さん。そんな原理的なこと言ったって、日本はそういうふうにできていないんですから。起こってしまったことはしかたがないですよ」と、初めからあきらめているくせに、「自分は大人だ」と威張っている人ですよ。アレをどう考えればよいのか。 何を提案しても「現実的でない」と言って否定する人の意識はどうなっているのかということです