オバマ大統領に出した手紙のコピーを手にする坂本しのぶさん(左)とアイリーン・美緒子・スミスさん=熊本県水俣市、稲野写す 水俣病の胎児性患者坂本しのぶさん(53)=熊本県水俣市=が、13日に来日予定のオバマ米大統領に面会を申し込む手紙を東京の米大使館に送った。水俣病の原因でもある水銀の規制に積極的な大統領に感謝の気持ちを伝えたいという。 オバマ大統領は自伝の中で、幼い頃、日本人の病気の少女を風呂に入れる母親の写真を雑誌「ライフ」で見たと記している。坂本さんの親友で京都市在住の環境ジャーナリスト、アイリーン・美緒子・スミスさん(59)はこの記述を読んで、夫の故ユージン・スミスさんと一緒に撮影した胎児性患者とその母親の写真に違いないと確信したという。 オバマ大統領は上院議員時代の08年、水銀輸出禁止法案を議会に提出して成立させるなど、世界の水銀規制にも積極的であることから、坂本さんは「お礼