4年前、大統領選挙で草の根の運動を盛り上げて、個人からの小額の資金をかき集めて勝利したバラク・オバマ大統領。 それから4年が経ち、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)をはじめとした技術がさらに進み、利用者も急増している。その状況を利用して、今年の大統領選挙は「超ハイテク」の資金集めが展開されている。 前回もオバマ氏は、インターネットやSNSといった新しい手法を次々と駆使して選挙戦を優位に展開したが、今回の選挙では、またもや最新の技術を駆使している。周囲を驚かせたのは、モバイル決済の新サービス「Square」を採用したことだ。共和党予備選を戦っているミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事も、同じくSquareを資金集めに活用すると公にしている。 日本ではSquareは聞き慣れないサービスだろう。スマートフォンやタブレットを、クレジット決済端末に変えてしまうサービスだ。2010年5月