子供は、あるいは人間誰しも、試行錯誤のプロセスで失敗することがあり、痛手を被ったり、場合によっては法的に罰せられたりします。でも、そのことで人間でなくなることはないし、クズやゴミになることもない。それが、人間が人間であるということです。 ――宮台真司『これが答えだ!』(p.66) 初読の歳からこの部分がずっと引っ掛かって離れることがなかった。自分が人間であるという立ち位置がどういうものであるか私にはさっぱり分からなかったし、今に至るも分かっていない。私は地球人としてではなく、例えば火星人として生まれたような気分がする。結局自分にはそうしたプロセスを信頼するだけの何かを信じられることがなかったということだろう。 http://www.asahi.com/national/update/0816/TKY201208160557.html この記事を読んで、恥ずかしい話なのだけど泣いてし