記事一覧 解体寸前、日本初の銅製貨車復活へ 鉄道ファン大井川鐵道から購入敦賀で整備 (2016年8月30日午後5時00分) 搬入される車両「ト100型」=29日、敦賀市疋田 車両の概要などを説明する笹田さん 福井県敦賀市で走っていた日本初の鋼製の貨車(無蓋(むがい)車)「ト20000形」を復元、展示しようと、笹田昌宏さん(45)=滋賀県甲賀市在住=が、解体寸前だった同じ設計の「ト100形」を購入し29日、敦賀市疋田の私有地に搬入した。新疋田ミニ鉄道公園として整備し、10月末の公開を目指している。 ト20000形は1959年まで国鉄の車両として敦賀を含め全国で走っていた。現存する車両はない。ト100形は静岡県の大井川鐵道で走行し、名称が異なるだけで同じ設計という。 子どもの頃から鉄道ファンという笹田さんは、日本海側で初めて鉄道が通った敦賀で当時の技術が凝縮された車両を残そうと、今年6月中