はじめに 業務でポアソン分布に従うカウントデータの平均値の差の検定を行う必要があったのですが、日本語の情報がなく、下記の論文を参考に実装を行ったので備忘録として残しておきます。 A more powerful test for comparing two Poisson means 検定の方法には、the conditional test (C-test) と呼ばれる方法と、この論文で提案されているP値を使った検定 (E-test) があるとのことでしたが、今回は検出力の高い E-test の方を実装しました。 簡単な説明 $n1, n2$:単位時間の経過回数 $k1, k2$:事象の発生回数の全期間の合計 $d$:検定したい平均の差 としたとき、 帰無仮説 $H_0: \lambda_1 = \lambda_2 + d$ 対立仮説 $H_1: \lambda_1 \neq \lambda