東京ベイエリアのタワマン乱立地帯として名を馳せる江東区「豊洲」から運河一本隔てたお隣の街「枝川一丁目」…ここは昭和15(1940)年、日中戦争の影響で開催中止となった幻の東京五輪を前に、都内一帯のスラム街の住民を立ち退かせて、当時何も無かった「5号埋立地」と称していた当地に集団移住させて以来の歴史を誇る、古いコリアタウンとして知られている。 この枝川一丁目、2009年に一度訪れてレポートにしているのだが、ネタがいい加減古くなってしまったのと、前回のレポでは伝えきれていなかった部分が大きく残っていたので、久方ぶりの再訪となった。豊洲駅から徒歩10分。タワマン成金ゾーンと化した豊洲エリアの一部であるが、運河に架かる朝凪橋を渡った先はまるで雰囲気が違う。 枝川一丁目に非常に多い高層都営住宅。中国人世帯も増えてきている 朝凪橋を渡ってすぐの一帯は、枝川一丁目の中でも駅に近い事もあって民間分譲マンシ