山田和延 プライスウォーターハウスクーパース コンサルタント株式会社 2009/10/29 2009年4月から適用されるようになった工事進行基準。ソフトウェア会社などでは大きな影響を受けた。IFRSの動向からも注目される工事進行基準の概要を説明する(→記事要約<Page 3>へ) コンバージェンス解説第2回は工事進行基準について解説をする(前回は資産除去債務)。2009年4月から開始する事業年度より「工事契約に関する会計基準」および「工事契約に関する会計基準の適用指針」が適用されている。これは建築、造船、機械装置の製作などに加え、受注制作のソフトウェアについても影響を及ぼすものである。元々IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)とのコンバージェンスの一貫として導入された会計基準であるが、本家本元のIFRSでは工事進行基準の適用を認めない方向となりつつある。しかし、当面は日本でも工事進行基