停電の影響で運休していたJR北海道の札幌と旭川、函館、それに網走の間を結ぶ特急列車は9日の始発から運行を再開し、JR札幌駅では多くの乗客の姿がみられました。 JR北海道は、8日、札幌近郊を走る在来線の運行を再開したのに続いて、9日朝からは札幌と旭川、函館、それに網走の間を結ぶ特急列車を再開しました。 札幌駅では、午前6時に函館に向かう始発の特急「スーパー北斗」の乗客が次々にホームに向かっていました。 姉と道内を旅行していた埼玉県の60代の女性は、「地震の影響で札幌で足留めされ、1泊の予定が3泊することになりました。新函館北斗駅から新幹線で自宅に帰ることができます」と話していました。 一方、札幌と稚内、旭川と稚内を結ぶ特急は11日まで、札幌と帯広、札幌と釧路を結ぶ特急は12日まで、運休が続くということです。
JR北海道は、北海道新幹線を含む全14路線で運転を見合わせた。 札幌駅のコンコースには、スーツケースを抱えて座り込む旅行者の姿があちこちで見られた。 長野県松本市の大学生の女性(21)は札幌から小樽に向かい、フェリーで本州に戻る予定だった。「バスも混んでいるし、本州に出られる港を探し、最悪タクシーで向かうことになるかもしれない」と話す。 勤続30年の記念旅行で北海道めぐりをしていた宇都宮市の会社員の女性(51)は函館経由で北海道新幹線を使い、帰宅しようとした矢先だった。「とりあえず家族に無事を伝えられた。どうやって帰ったらいいのか」と頭を抱えた。 1日平均約56万人が利用する札幌市営地下鉄も3路線すべてが始発から運転を見合わせ、駅は閉鎖された。市中心部では、道路の信号機もほとんどが消えたままで、ごく一部の交差点では、警察官が手信号で交通整理にあたっていた。 都心の大通駅の入り口には通勤客ら
JR北海道は3日夕、JR函館線の運転を4日ぶりに再開した。台風10号の影響で、函館線は500本以上の倒木が線路をふさぎ、電気通信設備の断線を招くなど甚大な被害を受けていた。函館と札幌を結ぶ大動脈が復旧し、旅客や物流が正常化に向かう。4日以降は通常運行する。 同社は3日夕の運転再開を目指し、台風通過後の8月31日未明から倒木の撤去作業や電気設備の復旧を進めていた。 JR函館駅は、この日の始発となる午後4時35分函館発札幌行き特急北斗17号の出発を待つ旅行客や市民らの姿が見られた。 栃木県那須塩原市から北海道新幹線に乗って札幌へ向かう予定だった無職中川利夫さん(63)は「予定は狂ったが、天災だから仕方ない。この台風では地元の人が大変だったろう」と心配顔。東京から苫小牧へ向かう自営業大西正也さん(59)は「急用ではあったが、台風ではJRを責めるわけにもいかない。函館で一泊しておいしいものを食べた
北海道・胆振地方を中心に降り続いた雨の影響で28日、JR北海道の運休は約1万5000人の足を直撃した。 札幌―函館の特急は終日運休を強いられ、函館市は足止めを食らった人のために市役所の一部を開放。JRも前夜に引き続き、函館駅の列車を宿泊場所として提供した。市内はこの日、人気ロックバンドのライブ最終日で、交通の大動脈が断たれたことで函館駅やホテルには問い合わせが相次いだ。 運転が終日見合わせとなったのは、札幌―函館間の特急「スーパー北斗」などが通る室蘭線苫小牧―長万部間と、東室蘭―室蘭間の上下線。連続雨量と1時間当たり雨量が規制値を超えたためで、JR職員は線路の点検を実施した。 函館市では、同市出身の人気ロックバンド「GLAY」の野外ライブが28日、前日に続いて同市大町の「緑の島」で行われた。 この日も多くの観客が詰めかけ、同市の北都交通函館駅前ターミナルには、帰路の手段として札幌行き高速バ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く