アイコ六歳 - 空中キャンプ

私はマクドナルドを食べたことがない。音羽から竹橋へと向かういつもの帰り道、目白通りをゆっくりと走る車の窓から、赤地に黄色で大書きされたMの文字を眺めては、あれはいったいどんな食べものなんだろうと考えを巡らせる。ガラス越しに見える店内には、座りごこちのわるそうな椅子や、いくぶん安定性に欠けたテーブルがあって、たくさんの子どもたちがハンバーガーを食べたり、おまけについてきたプラスチックのおもちゃで遊んだりしている。そんなようすを見ていると、なんだか自分だけが取り残されたような気持ちになってしまう。私にはまだ知らないことがたくさんあるのだ。 私に会った人はみな、ずいぶんしっかりした話し方をする子なんですね、という。それがなんだかちょっと癪にさわる。もっとばかみたいな口調で話すとでもおもっていたのかしら。自分でこんなことをいうのもおかしな話だけれど、私ほど「自分は何者であるか」について考え抜いてき

[pure_flat]

ナマモノ系の二次創作ですね。／確かに浩宮の一家には『Papa told me』を彷彿とさせるなにかがある。

[chlono]

読み終わってから理解したとき、ああ、と声を上げてしまった。なるほどなあ。

[nekoana]

なんとなく星新一を思い出す

[de-style]

「音羽から竹橋へと向かういつもの帰り道」ここで気づくべきだった。アイコ＝アンファンテリブル？舞台は名古屋じゃなくて東京都文京区。

[webmarksjp]

読み物

[sgmr]

おじいちゃん…。

[urbansea]

書き出しがスバラシイ　「私はマクドナルドを食べたことがない。」

[tegi]

うまい。うまいなあ。

[nagachika]

元ネタ未読だけど、普通にすばらしい。

[totoon]

なんかpre-schoolの「MAN ON THE TOP」を思い出したりなぞした。そういえばアレも6歳だったなあ。

[daoo]

こんな生活環境の中にいきなり入らなくちゃいけない人もいる。そりゃ体調も悪くなる。

[onionskin]

いつもながらすばらしすぎる

[motimoti3]

steki･･･

[mac02quackey]

ああそうか、だから琴光喜のたとえなのか

[takeishi]

単なるアイコ16歳の改変だと思ってたら読み終わってから気が付いた

[dhalmel]

「まるで琴光喜の出し投げみたいに」

[surumeno13]

SFのような生活だ、となぜだかおもった。

[polyamid]

琴光喜の下りが秀逸すぎる。ころころ。

[nipponia-nippon]

静かな驚きと気付きが読了後に広がる。こういう文章もあるんだ。

[yuco]

うまいなぁ

[nui81]

これはいいなあ

[ustar]

ところでアイコ六十一歳てどこのネタでしたっけ

[C-me]

“私にとっての自由とはなんだろうということを、とても注意ぶかく考えている。”

[kiringo]

せ[空中キャンプ]今度、東宮侍従長に買いに行かます。てりやきバーガーを。あつあつの。

[guldeen]

それはいいとして、赤ん坊の頃から彼女をビデオに納め続けている父親の姿が、描かれてないのは何故？（もしこれが、原作の小説のノリに即して書かれてる文章だったら、ゴメンね）

[mkusunok]

うーん実際どうなんだろう

[toshi20]

新バーチャルネットアイドル・アイコ六歳。

[thrakt]

かわいい

[takanofumio]

ちょっと泣いた。

[sheng]

アイコ十六歳 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B3%E5%8D%81%E5%85%AD%E6%AD%B3