参議院は不要ではない！与党の一院制導入論に反対する

1968年愛媛県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、伊藤忠商事勤務を経て、英国ウォーリック大学大学院政治・国際学研究科博士課程修了。Ph.D（政治学・国際学、ウォーリック大学）。主な業績は、『逆説の地政学』（晃洋書房）。 政局LIVEアナリティクス 上久保誠人 「大物政治家に話を聞いた」「消息通に話を聞いた」といった大手マスコミ政治部の取材手法とは異なり、一般に公開された情報のみを用いて、気鋭の研究者が国内・国際政局を分析する。 バックナンバー一覧 政府・与党内で「一院制導入論」が浮上している。小泉純一郎元首相がこれを自民党の選挙公約とすべしと主張し、麻生太郎首相も国会制度見直しの必要性に言及した。しかし私は、参院は不要ではないと考える。「ねじれ国会」において、参院が政治の停滞を招いたとする批判は不当な面がある。今回は、参院がこれまで「良識の府」としての役割を果たしてきたことを指摘した上で

[tow-mas]

参院の機能が強すぎる、というところでしょうか。

[campy]

"「上院が法案を否決する権利を制限する」制度設計""長い審議時間を与える。"

[oguogu]

二院制には反対ではないけれど、この人の主張には同意できない。日銀総裁人事、暫定税率ともに問題提起の価値は認める物の、現在の不況が日銀不況と言われている責任を参議院と民主党に問うてから言ってくれ。

[udy]

これは注目に値する視点。

[babi1234567890]

なるほど～。／ねじれ国会が問題を露にしたというのは、二院制の話以前で、ワイドショー型の報道を行ったマスコミとそれを求めた国民の問題だと思うけれど。

[kechack]

「ねじれ国会」下で、参院を抑えた野党が国会を止めることに批判が厳しい。しかし、参院が国会を止めた結果、「年金問題」「薬害肝炎」「防衛省問題」「ガソリン税暫定税率」など、これまで焦点とならず、素通りされていた問題が国民の前に明らかにされた。

[lameduck]

政治は利権に動くもの、それは自民に限ったことじゃないけど、最低限守って欲しいラインはある。

[biconcave]

言及されていないが、政権与党が恣意的に選挙時期を決められない参院選が、中間選挙として政権批判のチェックポイントの働きをしていることも重要だと思う。