「やっぱり。国内の出来事なら本人がわびて反省すればとも思ったが、世界が相手ではもたないなと思っていた」。中川昭一財務相兼金融担当相の辞意表明を知り、こう語ったのは、新党大地代表の鈴木宗男衆院議員(比例北海道)。中川氏の父親の中川一郎元農水相の秘書を務めていただけに、特別の思い入れがある。 G7の映像をテレビで見て、「大丈夫か」と心配になった。世界経済危機に対する日本の貢献を発表しようという晴れ舞台だったが、「まさかあんな姿を見るとは…」。さらに「薬の飲み過ぎと説明しているが、これが続くと外国では薬物中毒とみられる。人としての基礎体力、基本的な姿勢が問われてしまう」と指摘した。 また「16日の段階で、麻生首相がけりをつけるべきだった。潔さが必要だった」と対応のまずさにも言及した。