エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント1件
- 注目コメント
- 新着コメント
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
今週の本棚:伊東光晴・評 『ピグー 富と厚生』=A・C・ピグー著- 毎日jp(毎日新聞)
(名古屋大学出版会・7140円) ◇信念と思想の全体像をコンパクトに 一九世紀末から二〇世紀にかけて... (名古屋大学出版会・7140円) ◇信念と思想の全体像をコンパクトに 一九世紀末から二〇世紀にかけて、世界の経済理論の中心はイギリスであり、ケンブリッジ大学のマーシャルの『経済学原理』が広く読まれていた。このマーシャルについで、一九〇八年ケンブリッジの経済学の教授職についたのが、この本の著者A・C・ピグーである。ケンブリッジ大学での経済学の教授は一人だけで、しかもピグーはこの時三十歳の若さである。 この訳書は、かれの教授就任講演と、最初の大著『富と厚生』(一九一二年)が収められている。前者はケンブリッジ学派を貫く考え、経済学は社会的に有意な結論を導くものでなければならない−−ピグーの言葉を使うならば、“経済学は果実を求めるものである”という信念が述べられ、『富と厚生』は、貧困と失業の原因を究明し、社会改良のために役立てようというものである。今日の福祉経済学をめざすものであると言ってよい。
2012/09/16 リンク