Filmed and edited by Rob Völkel instagram @robvolkel
![Hula Cam at Burning Man 2012](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4a3b4d3433fca6ddbfb6578b36f6179bb2f369f5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi.ytimg.com%2Fvi%2FEa3RAkGqYC8%2Fhqdefault.jpg)
Filmed and edited by Rob Völkel instagram @robvolkel
(新潮選書・1785円) ◇原作と張り合う「偶像破壊」的な集大成 『謎とき「悪霊」』は、『カラマーゾフの兄弟』の新訳によって「古典新訳ブーム」に火を付けた亀山郁夫氏による、本格的な『悪霊』論である。ドストエフスキーのこの長篇については、本書と並行して、注目すべき仕事が二つ同氏によって行われていることにも言及しておく必要があるだろう。一つは、『悪霊』そのものの新訳(光文社古典新訳文庫、二〇一〇−一一年)で、今年の二月に刊行されたその「別巻」には、「スタヴローギンの告白」と一般に呼ばれる章の三種類の異稿の翻訳が収められ、詳細に比較対照されている。 さらに今年の四月にはロシアを代表する文学研究者の一人で、とりわけ『悪霊』研究の第一人者として知られるリュドミラ・サラスキナと亀山氏の対話と質疑応答をまとめた『ドストエフスキー「悪霊」の衝撃』(光文社新書)という本も刊行されている。日本のドストエフスキ
(名古屋大学出版会・7140円) ◇信念と思想の全体像をコンパクトに 一九世紀末から二〇世紀にかけて、世界の経済理論の中心はイギリスであり、ケンブリッジ大学のマーシャルの『経済学原理』が広く読まれていた。このマーシャルについで、一九〇八年ケンブリッジの経済学の教授職についたのが、この本の著者A・C・ピグーである。ケンブリッジ大学での経済学の教授は一人だけで、しかもピグーはこの時三十歳の若さである。 この訳書は、かれの教授就任講演と、最初の大著『富と厚生』(一九一二年)が収められている。前者はケンブリッジ学派を貫く考え、経済学は社会的に有意な結論を導くものでなければならない−−ピグーの言葉を使うならば、“経済学は果実を求めるものである”という信念が述べられ、『富と厚生』は、貧困と失業の原因を究明し、社会改良のために役立てようというものである。今日の福祉経済学をめざすものであると言ってよい。
社長、会長として40年以上にわたって「宮脇書店」(本社・高松市)の経営に携わった宮脇富子さんが、88歳で亡くなった。高松市丸亀町にあった小さな書店を、47都道府県に400店舗を数える日本一のチェーンに成長させた原動力は「本と読者の出会いを支えたい」との信念だった。 宮脇さんは1970年代以降、郊外型店舗を全国に先駆けて出店。ロイヤリティー(経営指導料)を取らないフランチャイズ(FC)方式も導入し、全国の書店主の支持を集めて加盟店を増やした。 11年5月にインタビューする機会を得て、なぜ拡大路線を取ったのかと問うた。答えは戦争体験にあった。45年7月の高松空襲で、店を失った。だが、書籍は疎開させており、戦後間もなく店を再建して営業を始めると、店頭に長い行列ができたという。「空腹に耐えてでも、本が読みたいという人がたくさんいた。本を手にする喜び、活字の力を実感した」という。 21世紀を迎える頃
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く