もちつけblog（仮）、、、の跡地(はてなダイアリーに移転。) 「謝罪」、責任をきちんと認めるということ -中尾知代『日本人はなぜ謝りつづけるのか』について-

中尾知代『日本人はなぜ謝りつづけるのか』を読む。 以前、日英和解の記事が話題になって、それで本書を再読した（二度目）。 タイトルはアレだが、いたってマトモな本。 こちらの書評が一番丁寧である。 気になったところだけ。 ある捕虜の未亡人について（３９頁）。 彼女の夫は、捕虜時代の後遺症で次々に病気を発症した。 そのため、彼女の人生はほとんどが、病院通いと介護で費やされた。 しかし、病院費用の領収書を持って行政の福祉課を訪れても、相手にもされなかった。 こうした死亡者リストに入らずに存命した者でも、多くの者が心身衰弱の後遺症で早世している。 そして著者は思い出す。 母校の高校の恩師でシベリア抑留の経験者が、ふとした風邪で早世してしまったことを。 「一度徹底して痛めつけられた身体は、外見からはわからない後遺症を抱える」。 「捕虜」の問題とは、戦争終結で終わっているのではなく、戦後の後にも続いてい

[jaikel]

日本人は「水に流した」件について相手に忘れるように強要する癖があるからね。忘却と受容をしばしば混同して、無神経な放言を吐く。だから信用されない。

[dj19]

「「謝罪」というのは、行為主体としての責任を認めることによって、新たな関係を開いていくポジティブな行為である」

[wkatu]

『ではその頂点とは誰だったのか、という『神聖喜劇』の問いを、思い出すべきなのだろう。』

[quagma]

”上司がヒラの兵士を殴り、兵士が朝鮮人の軍属を殴り、軍属と兵士が捕虜を殴る、そういう構図…ぼくたちは、最底辺にいた…ではその頂点とは誰だったのか、という『神聖喜劇』の問いを、思い出すべき”

[haruhiwai18]

"多くの捕虜にとっての謝罪は、非人間・モノとして扱われた自分が、人間として認証され、対等な存在として証明されること""尊厳の回復によって、関係を築くことが、和解の意義"　→今更のセルクマ(忘れていた)。

[unorthodox]

「謝罪」とは責任を曖昧にしないこと。

[arama000]

謝罪しないかっこ悪さ。

[kodebuya1968]

自分には関係が無いから謝れるということがあるんだろう。

[moronbee]

"「謝罪」というのは、行為主体としての責任を認めることによって、新たな関係を開いていくポジティブな行為である"

[pollyanna]

『「謝罪」というのは、行為主体としての責任を認めることによって、新たな関係を開いていくポジティブな行為である、と一般的にはいえる。』

[TakahashiMasaki]

”日本の場合、謝罪するとそれが「最終的な敗北」として、例えば店をたたむ、責任者が辞める、あるいは責任を取って自殺、といった事態を伴う”（逆じゃないのそれ

[tomo_fuji]

中尾知代『日本人はなぜ謝りつづけるのか』確かに題名だけ見たら絶対に読まない本だ。