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朗読 - 細々と彫りつける
こないだたまに行くライブハウスの店員さんが退職するので飲み会があり、あれやこれや楽しんでいるうち... こないだたまに行くライブハウスの店員さんが退職するので飲み会があり、あれやこれや楽しんでいるうちに、めずらしく「詩の朗読」をしてしまった。自分はまったく不慣れなのだが心が昂ぶりやったのである。石原吉郎の詩を3っつ読んだ。飲み会で読むのだから、べつに朗読会でもないのだが、別れる人に読むのだから、これは意外と「謡う」という行為の本来的なあり方かも知らん。 耳鳴りのうた 石原吉郎 おれが忘れて来た男は たとえば耳鳴りが好きだ 耳鳴りのなかの たとえば 小さな岬が好きだ 火縄のようにいぶる匂いが好きで 空はいつでも その男の こちら側にある 風のように星がざわめく胸 勲章のようにおれを恥じる男 おれに耳鳴りがはじまるとき そのとき不意に その男がはじまる はるかに麦はその髪へ鳴り 彼は しっかりと あたりを見まわすのだ おれが忘れてきた男は たとえば剥製の驢馬が好きだ たとえば赤毛のたてがみが