プライマル - 無免許タクシー

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~の中でリリー・フランキーが『始まりたくない』と書いていたのが凄く印象に残っている。というのも僕もずっと始まりたくないなと思っていたから。ギリギリまで物陰に隠れて自分が誰で何を成し得るのかを知られたくなかったから。彼の場合はどうなのかわからないけれど僕の場合はその知られたくない相手というのは他でもない自分自身で、夢見がちなロマンチストであるところの僕なので自分の限界を知ることが死ぬほど恐ろしかった。知るというか認めるというか。とにかく僕は空が飛べるはずだった。 拠所ない事情によりオモテに立たされる羽目になり、否応なしに自分の能力を認めざるを得なくなったとき、そりゃもう胃に穴が開くほど思い悩んだし、泣きたい夜だって何度もあった。けれども悩んだところで死人は甦りはしないし身を隠しては生きてゆけないので渋々腹を括り世の中に出た。意外にも世の中の人々は僕の

[stilllife]

なんかきたぞこれはきたぞ

[murashit]

「つい今さっき。」を今ここで読めたことが

[Delete_All]

まったくそのとおりだよ＞「誰かに何かを伝える行為っていうのは「的確」と思われる言葉や態度をもってしてもなかなか難しいもの」