サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ノーベル賞
toyokeizai.net
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
「台車なしだと手で荷物を運ぶしかないので、効率が落ちてしまう。台車が禁止なら配達しませんって言ってみたいですよ」 30年近い経験を持つベテランドライバーは、こう本音を明かす。彼が担当するのは東京・中央区の一角。個人宅の多くは、湾岸部にそびえるタワーマンション、もしくは高級マンションだ。 宅配業者に対して「独自ルール」を設けるマンションは少なくない。高級マンションやタワマンほど、厳しくなる傾向にあるという。たとえば壁や床を傷つける恐れがあるため台車は禁止、エレベーターを使うときは防災センターでカードを借りなければならない、といった内容だ。 セキュリティが厳重なマンションでは、何度もオートロックを解除するためにインターホンを鳴らす必要がある。大規模なタワマンになると内部は一つの街のように広く、ただでさえ配達に手間がかかる。そこに独自のルールが加わることで、宅配ドライバーは日々、悪戦苦闘している
「君が育休? 奥さんは育休取ってないの?」 「時代の変化に追いつけなくなるけど、それでいいわけ?」 こんな言葉を、職場で聞いたことはないだろうか。 育児休業(育休)は「育児・介護休業法」に基づく労働者の権利であり、男性であろうと、申し出があれば法律に定められた通りに認めなければならない。拒否すれば法令違反となるのだが、特に男性社員の育休取得については、いまだに否定的な考えを持つ上司も多い。 しかし、そんな考えが思わぬしっぺ返しを招くこともある。「男性の育休」取得を阻む上司の態度が、自分自身の首を絞めることになった事例があるのだ。 今回は男性育休をよく思わない上司が直面した悲劇を紹介する。育児中の人だけでなく、これから親になる人、そして管理職の人にとっては重要な課題だ。ぜひ最後まで読んでもらいたい。 男性育休の取得率は増加傾向だが… 「男性の育休」の取得率は、近年増加傾向にある。 特に202
苦手な人は「数字の具体的なイメージ化」ができない ――数学に苦手意識を持つ生徒に共通する傾向はあるのでしょうか。 本当に苦手で、問題を見るのも嫌だという「数学アレルギー」の症状に陥っている場合、数字そのものの捉え方が表面的な傾向があります。例えば、「5割引の表示がされている商品があります。お店の人から「『今なら、さらに2割引にします』と言われました。何割引になりますか」という問題に、「7割引」と答えてしまうんですね。 ――5割引のものをさらに2割引だから、単純に「5+2」と計算してしまうわけですね。 そうです。でも実際は違いますよね。1万円の商品が5割引で5000円、その2割引は5000円の2割だから1000円引き、つまり4000円となるので「6割引」が正解です。数学が得意な生徒の多くは、このように具体的なものに置き換えることを無意識のうちにやっています。逆に、苦手意識を持っている生徒は、
水産資源管理の進むノルウェーの岸壁で釣りをしてみました。すると最低でも400~500グラムはある立派なサバが釣れました。日本の防波堤などでもサバは釣れます。しかしながら大きなサバが釣れることは少ないのではないでしょうか? 日本と違って沿岸で大きなサバが釣れる理由 岸壁のはるか沖合では、大型の巻き網漁船がサバ漁をしていました。漁獲されるサバは平均で400~500グラムはあります。100~200グラムといった小さなサバは、漁業者が獲るのを避ける仕組みがよく機能しています。資源的にも経済的にも悪いという意識があるので、小サバが漁獲されることはまずありません。 沖合で小さなサバまで一網打尽にされてしまえば、岸壁で大きなサバが釣れる確率は極めて低くなります。一方で、小さなサバを獲らなければ、成長して大きくなるだけでなく、産卵する機会を得て資源はサステナブルになっていきます。そして沿岸でも沖合でも大き
「ついにティーガイアまで買収されてしまうとは」 携帯販売代理店最大手のティーガイアは9月30日、アメリカのPEファンド・ベインキャピタルが同社株式の非公開化に向けたTOB(株式公開買い付け)を実施し、会社としても賛同する旨の意見を発表した。買収規模は、計約1400億円となる見通しだ。 ティーガイアは、総合商社の住友商事が40%超を出資し、NTTドコモやKDDIといった携帯キャリア4社から委託を受けてキャリアショップの運営を手がける。1000弱の店舗を擁する業界最大手で、社長は現在、業界団体トップも務めている。 携帯販売代理店業界では2023年に、家電量販店のノジマが業界3位(当時)のコネクシオを買収したばかり。続くリーディングカンパニーのTOBに、あるキャリア関係者は冒頭の通り驚きの言葉を口にした。 3割ディスカウントの価格にどよめき TOBをめぐっては、価格面で異例の展開も起きた。ベイン
「金がないから結婚できない」なんていうのは、単なる言い訳だ。金がないからこそ二人で一緒に協力して生きていくのが結婚だ。 そんなことを言う既婚者がいます。年齢層は主に50代以上の男性です。油断すると、そのうち「俺の若い頃はな……」などと聞きたくもない武勇伝が始まってしまいます。 確かに、その人たちが結婚適齢期の頃はそうだったかもしれません。しかし、明らかに最近は、結婚に対する必要コストが上昇しています。しかも、2015年以降に潮目が大きく変わりました。 20代が結婚できなくなった原因 日本の婚姻減は、大きな流れでいえば、1970年代前半の第2次ベビーブーム期からほぼ一貫して減少し続けていますが、2000年から2015年にかけては15年間で20%の減少だったのに対して、2015年から2023年はその半分の8年間で25%も減少しています。特に、20代の初婚数の減少が深刻で、同2015~2023年
10月8日、旅行情報誌『じゃらん』と『じゃらんムックシリーズ』(リクルート)が来年3月で休刊し、35年の歴史に幕を閉じることを各メディアが報じました。 リクルートはリリースの中で、「今後、旅行に関する情報発信および予約については、ウェブサイト・アプリの『じゃらんnet』に集約し、読者のライフスタイルに寄り添ったサービスのさらなる強化をしてまいります」とコメント。 つまり、「旅行情報誌そのものが人々のライフスタイルに合わなくなった」ということでしょう。 出版業界では2010年代から雑誌の休刊が相次いで報じられていましたが、『じゃらん』に関しては、他誌とは異なる理由も含めて「遅すぎた」という感が否めないのです。 筆者は2000年代後半まで『じゃらん』やライバル誌の『るるぶ』(JTBパブリッシング)などで仕事をしていました。国内旅行業務取扱管理者の資格を取り、日本全国の観光地や宿泊施設をめぐった
イギリスの『TimeOut』誌で、学芸大学(東京都目黒区)が2024年の世界で最もクールな街の1つに選ばれた。 全体ではフランス・マルセイユのノートル・ダム・デュ・ポールを筆頭に世界38カ所が選ばれており、学芸大学は15位。日本から選出されたのは学芸大学だけ。各種の街ランキング上位に出てはこない街なのに、なぜ、世界で評価されたのか。 渋谷から8分の街に広がる「昭和の風景」 学芸大学は東急東横線で渋谷から4駅目。目黒区内にあり、駅名はかつて東京学芸大学があったことから名付けられたが、当の大学は1964年に小金井市に移転。地元の要望から駅名だけはそのまま残った。 急行が停まり、渋谷から約8分と交通の利便性に恵まれた場所だが、初めて駅に降り立つ人は駅前の狭さにびっくりするかもしれない。東口、西口どちらに出ても駅前広場はなく、駅前が即商店街といった状況になっているのである。 当然、バス乗り場もタク
ヴェールに包まれた全容が明らかになった。 国内最大級の電子書店「コミックシーモア」を運営するNTTソルマーレは9月、電子書籍事業の売上高を初めて公表した。最新の2024年3月期は812億円に上り、部門として11期連続の増収増益を更新中という。コミックシーモアを柱とするNTTソルマーレの2024年3月期における最終利益も、過去最高の52億円に達した。 NTTソルマーレはこれまで、電子書籍事業の経営数値を開示してこなかった。朝日利彰社長は9月の事業戦略発表会で、「今後は透明性を高めて、業界の発展と自社の成長につなげていきたい」と語った。 コミックシーモアは漫画を軸に140万冊以上の作品を配信するサービスで、月間利用者数は4000万人を上回る。インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2024」によると、2023年度の国内の電子コミック市場規模は5647億円で、コミックシーモアのシェアは単
ほかの若い女性たちにとっては、人工妊娠中絶を受ける憲法上の権利を最高裁が破棄した2022年の「ドッブス判決」が、最も強い影響を与える出来事となった。 「私の考え方はそれまでずっとリベラルだったが、今のようなレベルまでリベラル化する本当のきっかけはロー対ウェイド判決が覆されたことだった」と、オハイオ州ロレインで医療関係のカスタマーサービスで働くアリソン・シンプソン(25)は話した。「正直に言って、本当に恐怖を感じた」 政策的脅威に対する「合理的な政治行動」 ラトガース大学の政治学准教授ショーナ・シェイムズによれば、政治学者たちはこれを、政策的な脅威に反応する合理的な政治行動と呼ぶ。シンプソンの場合、その脅威は、「とても長い間、当然のこととして受け入れていた権利を自分でコントロールできなくなること」だった。 ギャラップの分析では、さらに3つの問題が、若い女性たちをリベラルなアイデンティティへと
2001年当時、若い男性と女性は同じような政治的イデオロギーを持っていた。女性は男性よりもリベラルなことが多かったものの、差はわずかだった。この傾向は、ジョージ・W・ブッシュとバラク・オバマの大統領任期中には、あまり変わらなかった。 だが、2016年頃に何らかの変化があったことを、新たな分析は示している。18〜29歳の女性が、それより前の世代の若い女性よりも大幅にリベラル寄りになったのだ。 今の若い女性たちの約40%がリベラルを自認しているのに対し、自らを保守と位置づける女性は19%にすぎない。傾向的にリベラルより保守が多い若い男性たちの考え方は、ほとんど変わっていない。 ここまで顕著なシフトはめずらしい 政治的イデオロギーの変化がこれほど顕著に表れるのは珍しいと、政治学者たちは話す。世論調査会社ギャラップが行った分析によれば、若い女性は30歳以上の女性よりもはるかにリベラルだ。ギャラップ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く