なぜ祖国パキスタンがマララを憎むのか

＜タリバンによる銃撃から奇跡的な回復を遂げ、ノーベル賞まで受賞した「英雄」が反感を買う理由＞ マララ・ユスフザイがツイッターを始めたのは、去る7月7日のこと。今やフォロワーは80万人以上。高校を卒業しました、20歳になりましたといった他愛ないツイートにも、世界中から惜しみない称賛と祝福が寄せられている。 彼女の歩んできた道を考えれば当然だろう。マララは12年にイスラム原理主義勢力タリバンに銃撃されたが生き延び、女子教育の重要性を訴え続けて14年にノーベル平和賞を受賞。今はイギリスを拠点に活動している。 しかし、祖国パキスタンには彼女に批判的な声が少なからずある。ツイッターで彼女を「恥知らず」な「裏切り者」と非難する人もたくさんいた。 なぜだろう？ 彼らの主張を要約すればこうなる。マララは偉くない、パキスタンには彼女より苛酷な運命に耐えている子がたくさんいる、そもそもマララがパキスタンのため

[kkondow]

“ある地元ジャーナリストに言わせれば、陰謀説はパキスタンで唯一の「成長ビジネス」だ”

[paravola]

例えばCIAはかつてビンラディンの居場所を突き止めるために医師を抱き込み偽の予防接種キャンペーンを実施した。そんな事実が知られている以上、欧米は自己の利益のためにマララを利用していると信じるのも無理はない

[Nean]

“反感をあおっているのは、この国にはびこる陰謀説だ。テレビにも宗教家の説教にも学校の教科書にも陰謀説があふれている（ある地元ジャーナリストに言わせれば、陰謀説はパキスタンで唯一の「成長ビジネス」だ）”

[enemyoffreedom]

「陰謀説の最大の供給者にして消費者でもあるのが、保守的で反米感情の強い中産階級」

[sawa_02]

“彼女の成功はパキスタンの陰の部分を映し出してもいる。それはテロが絶えず、性差別が根強く残り、陰謀説が渦巻く現実だ。階級格差も深刻で、みんなが共通の価値観を持てる状況ではない。”

[synonymous]

“陰謀説の最大の供給者にして消費者でもあるのが、保守的で反米感情の強い中産階級。”

[daybeforeyesterday]

うーむ

[daruyanagi]

どの社会にも“（正当とみなされる）社会の階段の上り方”があるんやなぁ。日本やったら、ちょっと古くなったけど「若いうちは身を粉にして働け」みたいな

[facebooook]

貧困脱出の機会がなく、厳しい階級格差。最下層に属する家庭の子の40%は死ぬまで最下層から抜け出せない。

[Innovator00]

じゃあパキスタン孤立しちゃいなよと思わなくもない