<タリバンによる銃撃から奇跡的な回復を遂げ、ノーベル賞まで受賞した「英雄」が反感を買う理由> マララ・ユスフザイがツイッターを始めたのは、去る7月7日のこと。今やフォロワーは80万人以上。高校を卒業しました、20歳になりましたといった他愛ないツイートにも、世界中から惜しみない称賛と祝福が寄せられている。 彼女の歩んできた道を考えれば当然だろう。マララは12年にイスラム原理主義勢力タリバンに銃撃されたが生き延び、女子教育の重要性を訴え続けて14年にノーベル平和賞を受賞。今はイギリスを拠点に活動している。 しかし、祖国パキスタンには彼女に批判的な声が少なからずある。ツイッターで彼女を「恥知らず」な「裏切り者」と非難する人もたくさんいた。 なぜだろう? 彼らの主張を要約すればこうなる。マララは偉くない、パキスタンには彼女より苛酷な運命に耐えている子がたくさんいる、そもそもマララがパキスタンのため
【音声】森友学園前理事長の籠池泰典、妻の諄子の両容疑者が2016年5月、財務省近畿財務局の職員と面会した際の録音とみられるデータ=菅野完氏提供 大阪地検特捜部は11日、大阪府・市から補助金約1億2千万円を詐取したとして、学校法人森友学園の前理事長籠池泰典(64)、妻の諄子(じゅんこ)(60)の両容疑者を詐欺罪などで起訴し、補助金不正の捜査を終結した。起訴済みの国からの分も含め詐取総額は約1億7千万円。一方、安値で学園に売却された国有地の売買交渉で、財務省近畿財務局の担当職員が「(学園の希望額に)近い金額まで努力している」と学園側に伝えた音声データを特捜部が入手していたことがわかった。 特捜部は今後、過大な値引きがなかったかなど財務省職員らの背任容疑の捜査を本格化させる。 関係者によると、音声データは2016年5月中旬、近畿財務局職員が学園の幼稚園(大阪市淀川区)を訪れた際のものとみられる。
ドイツで2017年6月30日に、ソーシャルメディア(SNS)がヘイトスピーチの投稿を削除しない場合には、最大5,000万ユーロ(約60億円)の罰金を科す法案が可決された。ドイツでは2015年あたりからシリア、アフガニスタンからの難民が急増したことに伴い、SNSへのヘイトスピーチの投稿も増加。メルケル首相もSNSに対してヘイトスピーチ、人種差別を煽るような発言の投稿について対応の強化を促していた。2015年12月にはFacebook、TwitterなどのSNSはヘイトスピーチの投稿があった場合は24時間以内に削除することに合意。法務大臣Heiko Maas氏が2017年3月に法案を提出し、約3か月後に可決された。10月から施行される予定。ドイツでは「Facebook法」とも言われている。 ドイツでも利用者が多いFacebookは今回のドイツでの法案可決について「ドイツ政府のヘイトスピーチと戦
荒らされたチビチリガマに眠る、鎮魂に祈りを捧げる知花安友波平自治会長=12日午後2時半ごろ、読谷村 【読谷】沖縄戦で住民が「集団自決」(強制集団死)に追い込まれた読谷村波平のチビチリガマが、12日午前までに荒らされていたことが分かった。チビチリガマの証言収集などに長年携わっている知花昌一さんが同日午前11時ごろに知人のジャーナリストを案内した時に発見した。ガマ内部の遺骨が集められている部分も荒らされていた。遺族会によると、旧盆の5日までは荒らされていなかったという。 ガマに残されていた遺物のびんやつぼ、急須などの遺物も割られていた。折り鶴が引きちぎられ、ガマの入り口にある「世代を結ぶ平和の像」の石垣が破壊されていた。立ち入り禁止の看板も倒されていた。 遺族会の与那覇徳雄会長は「何のために。動機が分からない」と唇を震わせた。「今回は骨にも手を掛けられている。以前にもあったが今回はひどすぎる」
『足洗邸の住人たち。』(あしあらいやしきのじゅうにんたち)は、みなぎ得一による日本の漫画。『コミックガム』(ワニブックス)において、2001年から2012年まで連載された。 作者の過去作品と世界観を同じくするクロスオーバー作品で、最も長期に渡って連載されていた。過去作品における登場人物が多数登場し、また提示されていた謎や伏線、裏設定などが解明されている。 あらすじ[編集] 20年以上前に、「災禍の召喚術師」が引き起こした「大召喚」により、世界の至る所に「魔界」や「異界」が出現。自然、秩序、常識――全てのバランスが崩れ、人類の3分の1以上が死滅。その後、それ以上の数の異形が地上に溢れた。そして現在、世界は秘密結社「中央(アー・グラ・ケイオス)」によって神・悪魔・妖怪・怪獣、そして人間が同時に存在する混淆世界として統治されていた。 世界に7つある「中央」の1つ、「秀真国(ホツマノクニ)」の絵描
インド・ムンバイで行われたヒンズー教の神ガネーシャを祝う祭り(2017年9月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/PUNIT PARANJPE 【9月12日 AFP】様々な宗教の神たちがテーブルを囲んで羊肉を食べるという設定のオーストラリアのテレビCMに、ヒンズー教の神ガネーシャ(Ganesh)が含まれていたことから、インド政府がオーストラリア政府に正式に抗議する事態となっている。 インド政府が問題視しているのはオーストラリアの食肉生産者団体「MLA」が制作したCM。ガネーシャ、イエス・キリスト(Jesus Christ)、ブッダ(仏陀)から新興宗教サイエントロジー(Scientology)教会の創設者L.ロン・ハバート(L. Ron Hubbard)まで新旧の宗教にまつわる神々や人物がテーブルを囲んで祝杯を挙げ、羊肉料理を味わうというものだ。 象の鼻を持つガネーシャは菜食と信じられているこ
ルワンダ奥地でゴリラの研究を続けたダイアン・フォッシー。地元の人々から疎まれることもあったが、彼女のおかげでゴリラは守られた。だが今、新たな危機がゴリラに迫る。 文=エリザベス・ロイト/写真=ロナン・ドノバン 1985年12月26日夜、アフリカのルワンダ奥地、カリソケと名付けられた研究拠点にある小屋でダイアン・フォッシーが殺された。ゴリラの密猟撲滅活動を行っていたために、彼女は脅されていた。 米国出身のフォッシーは野生動物の研究者ではなかったが、高名な古人類学者のルイス・リーキーに勧められ、1960年代末、ナショナル ジオグラフィックの支援を受けてアフリカにやって来た。彼女がフィールドとしたビルンガ山地はルワンダ、ウガンダ、コンゴにまたがり、生息するマウンテンゴリラの数は、1973年には275頭を下回っていたが、現在は480頭ほどにまで回復している。 フォッシーは大柄で、歯に衣着せぬ物言い
日本では、覚せい剤の乱用が他の違法薬物と比べて高水準で推移し、なかなか減らない。検挙者ではなく、逮捕されていない乱用者を含んだ統計はないが(把握できていないのだから当然だ)、乱用者の数はおそらく数十万人におよぶのではないかという見積もりもある。違法ではないアルコールについては、明らかにそれでは済まないだろう。 治療のことを書いた後で、では、治療をしなければどうなるのか、という点に触れておきたい。薬物依存という病気の転帰(行き着く先)は、知っておいた方がいいと思うのだ。 「やっぱり依存症の人たちの死亡率はすごく高いです。中でも死因として、アルコールの場合には死因のトップ2は肝硬変と心不全です。3番目は自殺なんですね。他の薬物の場合は、アルコールほど体はボロボロにならないんですけど、やっぱり一番多いのは、事故だか自殺だかよくわからないパターン。もちろん自殺も多いですよ。他のメンタルヘルスの問題
月(Moon)にまつわるオンラインカジノゲームも色々と存在するであろうが、読者の皆さんは何を思い浮かべるだろうか。 筆者は、「Full Moon Fortunes(フルムーンフォーチュンズ)」を真っ先に連想した。 ここでは、「Full Moon Fortunes」というオンラインスロットゲームについて解説していく。 「ドクターブラックウッド」という人物がこのフルムーンフォーチュンズの主役である。 彼は普段は精悍な顔つきをした男性に見えるが、「フルムーンボーナス」に突入すると、姿形が獣のように変わってしまう。 読者の皆さんも、「満月(フルムーン)を見ると、姿がオオカミに変わる男」という話を聞いたことがあるはずだ。フルムーンフォーチュンズではそれが見事に再現されているのだ。 そして、Full Moon Fortunesというオンラインスロットゲームには、ドクターブラックウッドの他に人物らしき絵
■au×HAKUTO 1億人のムーンチャレンジ https://payload.au-hakuto.jp/ 世界初の月面レース「Google Lunar XPRIZE」に挑戦する日本チーム「HAKUTO」を応援するプロジェクト「au x HAKUTO MOON CHALLENGE」では、一般の方々から募集したメッセージを月面に届ける「1億人のムーンチャレンジ」キャンペーンを現在実施中。 この楽曲「SORATO」も月面に届けられる。応募期間は2017年9月15日(金)23:59まで。詳しくはキャンペーンサイトまで。 ■au×HAKUTO MOON CHALLENGE https://au-hakuto.jp/ ■MUSIC VIDEO STAFF Produciton:TOKYO Producer: Toshiyuki Takei / Masayoshi Takayanagi(TOK
四肢の力が一層強くなっており、体を一瞬浮かせるようすや前肢をふんばって前進する姿が見られますが、四肢でしっかり立ち上がるまでにはいたっていません。 目はまだ完全には見えていないようですが、目の前のものをある程度認識しているように思われます。上下左右の犬歯が生えているのも確認できました。臼歯はまだ歯肉の中にあるようです。 母親シンシンは産室内で子どもといっしょに過ごしています。子の体をなめたり、授乳したり、排泄をうながしたり、従来どおり、しっかりと世話をしています。その他の時間、シンシンは休んだりえさを食べたりしています。えさは現在、タケノコやタケ、ササ、リンゴ、ニンジン、"パンダだんご"などを食べており、採食状況は変わらず良好です。 9月5日に、出産後初めてシンシンの体重測定をおこないました。出産前とほとんど変わらない123.6キログラムでした。 引き続き24時間体制で母子の観察を続けます
依存症を治療する医師になったものの、松本さんは、当初「いやいや」だった。しかし、「人間の一番人間らしいところをグロテスクに集めた病気」であることに気づいた頃から、むしろ、引き寄せられていったという。やがて、日本ではじめて薬物依存症に特化した治療プログラムを開発するに至るわけだが、一筋縄ではいかなかった。 「前にいた神奈川県の専門病院に赴任した当初、私、半泣きで診療していたと思うんです。だって、治療と言ってもどうやっていいのかわからない。覚せい剤が嫌いになる薬があったらいいのにとか思いましたが、そんなものない。せいぜい薬物の恐ろしさを説教するとか、認知症の人の脳の画像を見せて、長年、覚せい剤を使うとこうなるぞと、詐欺みたいな説明までして、それでも効果が出ない。そこで、予後調査をしてみたんです。その病院で、覚せい剤依存症の人が、初診からわずか3カ月後にどのくらい通院を続けているか。3カ月で治療
松本さんが所属する国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所は、研究所とはいえ、病院も併設しており、松本さんは臨床の仕事をしつつ、治療プログラムの開発と普及を行う立場だ。 治療対象は、もちろん、流行り廃りはありつつも、覚せい剤依存が一番大きなものだという。お話を伺った2017年2月末の時点では、7割方が覚せい剤とのことだった。 ここまで乱用される覚せい剤には、どんな背景があるのだろうか。 「実は、覚せい剤、つまりアッパー系の元気が出るいけない薬物は、ほとんど日本独自の乱用文化だったんです。1800年代の終わりに東京帝国大学の薬学部の教授が、喘息の薬として開発したものですし、戦前ではうつ病の治療なんかにも使われていました。第二次世界大戦中には、軍需工場で夜通し働かせたり、神風特攻隊の人たちがそれをキメて突っ込んでいったり、軍需品として使われました。戦争が終わってその軍需品が放出される中で、
東日本大震災の発生から11日で6年半となりますが、岩手、宮城、福島の被災3県では今もおよそ2万人余りが仮設住宅での暮らしを余儀なくされています。仮設住宅を集約するため別の仮設住宅への転居を迫られるケースも相次いでいて、住民の支援が課題となっています。 入居者が減った仮設住宅では、別の仮設住宅に転居させる集約が進められていて、NHKが各自治体に取材したところ、転居を迫られた人は合わせて828世帯に上っています。 復興が進むにつれて仮設住宅が建つ用地の返却を求められるケースも増えていて、今後も転居を迫られる人はさらに増える見通しです。 また3県の20を超える市町村の住民は、集団移転先となる高台の宅地などの造成が続いていたり、原発事故による避難指示が続いたりしているため、来年以降も仮設住宅での生活が続く見通しです。 入居者の減った仮設住宅では自治会の解散が続き、コミュニティーの維持が難しくなるい
自立を目指すホームレスが路上で売る雑誌「ビッグイシュー日本版」が苦境に立たされている。部数の落ち込みで、発行元が2年連続赤字に陥った。売り手のホームレスの減少が大きいが、活字離れも影響しているようだ。しかし、貧困問題が解決したとは言えず、定期購読の募集などで編集・発行を続けていこうと奮闘している。 ビッグイシューは1991年にロンドンで生まれ、南アフリカや豪州など世界11の国、地域の版がある。日本版は2003年9月創刊。発行元の「ビッグイシュー日本」(大阪市北区)が編集し、月2回発行する。現在は1冊350円で、ほぼ半分の180円が販売するホームレスの取り分となる。 「ギャンブル障害」「『赤ちゃんポスト』の10年」など社会問題の特集や、ミュージシャンのスティング、女優のナオミ・ハリスら著名人インタビュー、各国のニュース短信などネットワークを生かした海外の記事、「ホームレス人生相談」などが人気
アメリカ北部ウィスコンシン州にある人口8000人あまりの田舎町。トレーラーハウスと呼ばれる小さな家の中で、その男性は落ち着いた口調で私たちの質問に答え始めた。 「そう、事故を起こしたミサイルには、広島型原爆と同じ規模の威力を持つ、20キロトンの核弾頭が搭載されていました。もし核爆発を起こしていたら、那覇の街が吹き飛んでいたでしょう。本当に恐ろしいことです」 58年経って初めて、事故にかかわった当事者が語る 男性は、元アメリカ陸軍の兵士、ロバート・レプキー氏(81)。レプキー氏は、1950年代末、沖縄に配備されていた核ミサイル、ナイキ・ハーキュリーズの部隊に所属し、核弾頭を含むミサイル全体の整備を担当していたという。 その事故が起きたのは、1959年6月19日。場所は、人口が集中する那覇に隣接した基地(現在の那覇空港がある場所)。訓練の最中、1人の兵士が誤った装置をミサイルの電気回路に接続し
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