民主党政権とはなんだったのか(1) – 橘玲 公式BLOG

菅首相が退陣を決意し、1週間後にはこの国に新しい首相が誕生する。これを機に、「民主党政権とはなんだったのか」を考えてみたい。 といっても、私は政治学の専門家ではないから、ここでは政治学者・飯尾潤の『日本の統治構造』を導きの糸としたい。同書は、この国がどのような権力関係よって統治されているのかを、政治家や官僚への膨大な聞き取り調査（フィールドワーク）に基づいて検証した労作で、今後も長く日本の政治を語る際の基本文献になるだろう。 飯尾は、日本の統治構造の特徴を「官僚内閣制」「省庁代表制」「政府・与党二元体制」の3つのキーワードにまとめる。これら3つの要素は互いに相補的な関係（ナッシュ均衡）にあり、安定的な（なかなか変わらない）日本の「政治」をかたちづくっている。 そもそも議院内閣制とは、 民主的な選挙で選ばれた議員（国民代表）が議会を構成し、その議会に権力を集中する仕組みだ。大統領制では大統領

[babi1234567890]

「最大の問題は、既得権に干渉するような政策の立案がまったく不可能になったことだ。こうして官僚内閣制は、90年代以降の日本の危機にまったく対処できなくなった」

[suginoy]

「閣議決定には事前の根回しが不可欠で、前日に各省庁の事務次官が集まる事務次官会議が開かれ、そこで反対のなかった案件だけが翌日の閣議の議題とされることになった」

[kushi231]

あとで読む

[ya--mada]

asin:4121019059 嫁ってことなんだろうけど、実例を挙げつつ解説しないといかんかな。大枠納得しちゃいそうな感じなんだけど、首を傾げつつ読む感じでした。

[Uzi_FZ]

自民党時代の政治を「官僚内閣制」「省庁代表制」「政府・与党二元体制」という言葉で説明。これが、民主党政権でどう機能したのかを、次回で語ってくれることに期待。

[tano13]

分かりやすいな、これは

[tdam]

"政府・与党二元体制は、官僚内閣制と省庁代表制のもとで、「国民代表」としての政治家が行政に介入する非公式な仕組～その行動は選挙区や支援団体の利害に左右され、日本全体の利益に関心を持つことはなかった"

[geopolitics]

どんな政権でも官僚出身の政治家を必要とした。それは官僚を動かして政治を行うから。政策は地元の立案。ようは話をまとめて来ないとできない。これは地元の県議出身の政治家の仕事。地元＝業界でもいい。

[hatoken]

「なんだったのか」政権与党となって2年を待たず過去形になっています。／「菅首相が退陣を決意し、1週間後にはこの国に新しい首相が誕生する。」それはどうだか

[chibama]

「官僚内閣制」「省庁代表制」「政府・与党二元体制」

[sora-papa]

橘さんは記事の良し悪しが大きく割れる印象だけど、これはいいシリーズ記事の予感。

[eureka555]

「省庁連邦国家日本（United Ministries of Japan）」なんかいい。これを肯定した上での改革の方が安上がりだろうなぁ。

[goldhead]

「官僚内閣制」、「省庁代表制」、「政府・与党二元体制」。

[gushijiro]

民主党政権とはなんだったのか(1) | 橘玲 公式サイト: 民主党政権とはなんだったのか(1)

[fragilee]

「官僚内閣制」と「省庁代表制」かぁ。なるほどねぇ〜。鋭いな、この視点は。＞＞