8月10日の日韓戦。アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表のスタメンを飾った11人のうち、ヨーロッパのクラブでプレーする選手は7人いた。さらに言えば、この試合のサブメンバーにもヨーロッパ組は7人もいた。つまり、この試合に登録された23人のうち、実に計14人が海外のクラブに所属していることになる。全体の半分以上を占めるのは、もちろん岡田ジャパン以前にはなかった状況だ。 たとえば、昨年のワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会の登録メンバー23名のうち、ヨーロッパでプレーしていた選手は、長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)、本田圭佑(CSKAモスクワ/ロシア)、松井大輔(グルノーブル/フランス=現ディジョン)、森本貴幸(カターニア/イタリア=現ノバラ)の4人のみ。森本は出場機会がなかったため、ピッチ上で数えた場合は、11分の3ということになる。 さらにさかのぼってみると、2006年W杯・ド