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2015年1月10日のブックマーク (2件)

  • 〈あとがきのあとがき〉ヒーローなき世代の作家フローベールの「歴史+恋愛」小説 『感情教育』の訳者・ 太田浩一さんに聞く - 光文社古典新訳文庫

    フローベールの新訳『感情教育』上巻が出版されたのが、今年の2014年10月。 そして、この12月。お待たせしました、下巻の刊行です。 上巻発刊の際のインタビューでも触れましたが、この下巻で物語の進展はスピードアップします。主人公フレデリックは、アルヌール夫人と逢い引きの約束をとりつけるのですが、その当日、二月革命が勃発してしまう。そして物語は、いよいよ最大の山場へ! 今回、翻訳者である太田浩一さんに話していただいたのは、フローベールがこの小説を「ある世代」に向けて書いた作品なのではないかということ。それはフローベールと同世代の人々です。この「ある世代」を語ることで、当時のフランスの社会状況が見えてきます。そして、当時の人々の挫折感もわかり、『感情教育』をもうひとつ深く読むことができるでしょう。 その他、フランスの恋愛小説における恋と金銭の関係性など、興味深い話をされています。 また前回のイ

    〈あとがきのあとがき〉ヒーローなき世代の作家フローベールの「歴史+恋愛」小説 『感情教育』の訳者・ 太田浩一さんに聞く - 光文社古典新訳文庫
  • 矢代幸雄 :: 東文研アーカイブデータベース

    もと文化財保護委員で文化功労者、矢代幸雄は、5月25日午前2時35分、心不全のため杏雲堂平塚病院で死去した。享年84歳であった。矢代幸雄は、明治23年(1890)11月5日、神奈川県横浜市に、父、もと讃岐高松藩士矢代宗勝、母、神戸出身の美佐の長男として生まれた。父は初め塗物屋を開業、のち商館番頭を職業としていた。横浜市に育ち、横浜商業学校に進んだが、算盤が苦手で神奈川県立第一中学校に転校し、明治41年に卒業、第一高等学校英法科に入学、明治44年(1911)6月同校を卒業した。明治44年9月東京帝国大学法科大学商業学科に入学したが、翌大正元年9月文科大学英文学科に転科した。一高時代から日水彩画研究所に通って絵を学び、大学時代の大正2年(1913)第7回文展に水彩画「草原の赤い傘」を出品、入選となり、世論の話題となった。大学時代は実家があまり裕福ではなかったこともあって、水彩画を描いて売り学