中国・北京(Beijing)で、マスクを着用して紫禁城(Forbidden City)を観光する家族(2014年2月26日撮影)。(c)AFP/Mark RALSTON 【8月29日 AFP】毎年少なくとも470万人の中国人の命を公害、喫煙、肥満、交通事故が奪っているとする米中共同研究の結果が29日、英医学専門誌ランセット(Lancet)に発表された。研究チームはそれぞれの要素に起因する経済的損失も算出している。 米エモリー大学(Emory University)のジェフリー・コプラン(Jeffrey Koplan)教授が率いた研究によると、中国人の健康状態は著しく向上し、1950年に40代だった平均寿命は2011年には76歳に延びたほか、伝染病も減っている。その一方で、公害、喫煙、交通事故、生活習慣病による早死のリスクは以前より高まっているという。 研究では、次のような点を指摘している。