イランで「いらん話」をしたとされ、与野党から四面楚歌になっている鳩山由紀夫元首相。側近議員も溜息をもらしている。 「実は、今年3月、鳩山氏とベトナムに行き、外相に面会したんだけど。ああ、いま考えてもメチャ恥ずかしい!」 一体何があったのか。 鳩山氏は「東シナ海を友愛の海にしよう」というのが持論で、ベトナムの外相にも、自分の理想を長々と語ったという。側近議員は続ける。 「ベトナムは中国に西沙諸島を力ずくで奪われ、現在、南沙諸島の領有をめぐってドンパチやっている状態。そんな国の外相に『友愛の海にしよう』なんてしゃべるんだから…。俺も、その無神経さにはあきれたよ」 それで、ベトナムの外相の反応は? 「外相は『おたくの国は中国に尖閣諸島を狙われているんでしょ。そんなこと(=友愛の海)言わない方がいいですよ』とやんわりたしなめていたそうです。鳩山氏よりも、この外相の方が、よほど日本の国益