JR各社や大手私鉄は鉄道車内に持ち込める手回り品(手荷物)のルールを一部改定する。28日から適用される。 昨年6月に東海道新幹線のぞみの車内で男(71)が焼身自殺を図り、女性(52)が巻き添えで死亡した事件を受けてルール改定となった。 これまでガソリン・軽油・灯油の持ち込み制限は容器を含めて重量3キロ以内だったが、今後は持ち込めない。また、酒類や化粧品、医薬品、ライターなどの可燃性液体は3キロ以内から2リットルか同2キロ以内、キャンプ用の固形燃料なども同3キロ以内から同2キロ以内と厳しくなった。 酒類2リットル以内というと、ワインボトル(750ミリリットル)3本でもアウトだ。350ミリリットルの缶ビールや缶チューハイも6本でアウトの計算だ。 埼玉高速鉄道では「飛行機のように手荷物検査を実施するわけではないが、大量の酒を持っているのを見つければ減らしてもらうよう注意する」としている。行楽シー