今頃整理していたら、04年に書いた原稿が発掘された。確か、『Zero hour』というコンサル会社の会報誌だったと思う。 読み返すと、その後06~07年にセレブブームが来て08〜09年の不況ブームに転換した今も、マーケットに対する思いが同じだったりするから面白い。 忘れないよう記録、記録。というか、最近流行りのリユース(笑)。 振り返ってみると、04年はひとつのトレンドのターム(期間)が終わったようだ。というのは、ここ数年、若い世代のトレンドが出尽くした観がある一方、30〜40代に積極的な姿勢が見られたからである。具体的には、女性にはフリルやファーのディテール、レイヤード、上品なデニムスタイル、男性ではモード靴やアクセサリー使い、タイトフィットなシルエットなど。 若い世代のレイヤードファッションは99年ごろから登場し、その後は大きく変化しないまま、小物やディテールで少しずつ着こなしを進化さ