愛媛県四国中央市金砂町平野山の翠波高原(標高約800メートル)で21日、恒例の菜の花まつりが開かれた。 一面が黄色に染まる春の高原風景は一変し、今年は鹿が菜の花を食い荒らしたため、根元付近だけが残る荒涼とした会場となった。 高原では1998年から菜の花約30万本が3ヘクタールで栽培され、昨年までは4、5月に見頃を迎えていた。 市によると、今年3月中旬に鹿のふんや足跡が見つかったといい、鹿が周囲に張り巡らせた高さ約1・2メートルの柵を跳び越え、花を茎ごと食べ尽くしたとみられる。過去にはイノシシによる食害があったが、全滅は珍しいという。寒気の影響で会場は冷え込み、高松市の会社員男性(58)は「インターネットでイベントを知ったが、花がなく残念」と話していた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く