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ブックマーク / blog.tinect.jp (209)

  • もしも「ゲーム障害」が本当にあったら

    もしも「ゲーム脳」が当にあったら おれはゲーム、ビデオゲーム(以下、ゲームとします)に人生のかなり多くの時間を費やしてきた人間だ。そのことは前に書いた。 おれは平均的な人よりたくさんゲームに時間を費やした。いや、二十代、三十代とプレイする時間が減ってしまって、いまではほとんどやっていないので、「二十代になるまで」と言ったほうが正確だろう。 そんなおれが、自分のブログに「想像してみよう、もしもゲーム脳が当だったら」という記事を書いたことがある。 2008年のことだ。今から15年も前のことだ。ずいぶん前だ。 ん? ひょっとして、今の人たちは「ゲーム脳」という言葉を知らないかもしれない。そのあたりはWikipediaでも読んでほしい。 ようするに、ゲームをすると脳に異常が起きて、「キレる若者」などが生み出されているのだ、けしからん、という話である。『ゲーム脳の恐怖』というはたくさん売れた。

    もしも「ゲーム障害」が本当にあったら
    goldhead
    goldhead 2023/11/17
    寄稿いたしました。過去には「ゲーム脳」なんて言葉が流行りましたが、今言われている「ゲーム障害」、「ゲーム依存症」ってどうなんでしょうって話です。
  • 「生成AIを仕事で使い倒す人たち」に取材して回ったら「自分の10年後の失業」が見えてしまった

    ChatGPTの発表から、1年が経過しようとしています。 熱狂は徐々に醒め、現在の利用状況はLINEの調査によると、全体の5%程度。*1 その中でも、仕事で積極的に利用している人は、1%程度ではないかと推測します。 では、この1%の人たちはどのような方々で、どのように生成AI仕事で使っているのか? 9月の中旬から、10月の末にかけて、私は約40名の方に取材を行いました。 そして、私は一つの確信を得ました。 それは、「私は間違いなく10年後、失業する」です。 私は間違いなく10年後、失業する なぜなら、現場での生成AI利用は、仕事によっては 「ホワイトカラーの代替」 をかなり高いレベルでできることがわかったからです。 例えば、コンサルティング。 コンサルティングには、初期の段階で、仮説構築という仕事があります。 平たく言うと、調査・提案にあたって「課題はここにあるのではないか?」というアタ

    「生成AIを仕事で使い倒す人たち」に取材して回ったら「自分の10年後の失業」が見えてしまった
    goldhead
    goldhead 2023/11/06
    生成AIの普及は人類文明、文化にとってかなりのインパクトだったし、そいつらはさらにすごいスピードで進歩していく。仲良くできる間は仲良くしておきたいものだ。
  • カープ監督の新井さん「チームは家族」

    野球とサラリーマン 「この案件は全員野球でいくぞ!」……などと昭和のサラリーマンはよく言っていたものと思われる。 しかし、今は令和のビジネスパーソンの時代だ。「全員野球」という言葉も「おっさんビジネス用語」の代表格だ。 しかし、たまにはいいじゃないですか「全員野球」。 え、全員野球ってなんだって? そりゃあもう、スタメンから控え、監督コーチスタッフみんなで頑張ろうってことですよ。 ……野球に例える必要があるのか? まあいい、2023年シーズン、全員野球の戦い方でセ・リーグ二位になったチームがある。広島東洋カープだ。 それを率いたのが新井貴浩監督である。この新井監督が実にモチベーターだな、と思った次第。 モチベーター。厳密に定義されているのかわからない。他人や集団のモチベーション、やる気を鼓舞し、目標に向かわせるような人、ということにしておこう。 ビジネスにおいても、そういうリーダー像が求め

    カープ監督の新井さん「チームは家族」
    goldhead
    goldhead 2023/11/02
    寄稿いたしました。モチベーターとして優秀すぎたけど、ちょっと課題もあった今年の新井さんを振り返りました。
  • エチオピアでは「それ、いい服だね!最高だよ!」と褒められても、軽率に喜んではいけない。

    佐々木 裕馬さん、という起業家がいる。 めっぽう変わった方で、少し前まで「失業率60%の国」ジブチにいたが、とつぜん最近、エチオピアで電動バイク販売のスタートアップを立ち上げた。(写真中央) エチオピアという国は総人口が約1.1億人でアフリカで2位。 しかし、そのほとんどが若者で、中位数年齢が19歳(日は48歳)と、日よりかなり若い。 GDPはアフリカ大陸の中で7位(2022年)と上位に位置し、急成長している国だ。 こういう国であるから、佐々木さんの電動バイクの事業は、立ち上げ好調だったようで、8月1日の発売開始から3週間で50台の初期ロットを売り切ってしまったと聞いた。 余談になるが、きわめて市場の可能性が大きいことから、関係者がかなり興奮しており、追加投資がかなり集まっている。 アフリカでの事業展開に興味のある方は問い合わせてみてほしい。 エチオピア人の気質は日人そっくり さて、

    エチオピアでは「それ、いい服だね!最高だよ!」と褒められても、軽率に喜んではいけない。
    goldhead
    goldhead 2023/10/26
    アフリカの成長国なんだ(https://www.rmc-chuo.jp/globalwind/2017101001.html)。中国の一帯一路に組み込まれているけど、国が若くて、比較的安定して、資源に電力にも困らないとか、伸びそうだな。
  • 減酒宣言した多量飲酒者の末路

    こので最初にとりあげられていたのは「アルコール」である。 おれはあらためて「自分はアルコール依存症だよな」と思った。思いながら、こので参考文献としてあげられていたこんなを読んだりもした。 『人はなぜ依存症になるのか 自己治療としてのアディクション』、これである。 人はなぜ依存症になるのか? 訳者の松俊彦医師によれば、「人はいかなる快感にもすぐに倦んでしまう生き物」だという。 それなのに、なぜある人は依存症になってしまうのか。やめられないのか。 薬物の性質だから、だけでは説明がつかない。習慣的な使用者のすべての人が依存症にはなるわけでもない。 そこでこのが提唱するのが「自己治療仮説」というもの。どんな説なのかは書を読むなり、ネットを検索するなりして調べてください。 で、この説のなかで面白いなと思ったのは、物質がもたらす快感、いい気分だけでなく、物質がもたらす苦痛、自己破壊も依存症

    減酒宣言した多量飲酒者の末路
    goldhead
    goldhead 2023/10/18
    寄稿いたしました。デカいペットボトルの焼酎買ってたおれが絶賛(?)減酒中ですが、なぜ断酒じゃないんでしょうね?
  • 他人に、「なにものか」になるのでは? と思わせてきた人間の独白

    過去に生きる情けない人間の話です 昔話を書く。よかったころの話だ。「よかったことが少しでもあってよかったな」と、自慢のように受け取る人もいるだろう。 結局のところ単なる自虐か、という人もいるだろう。でも、一番多いのは「中年になっても子供時代の話しかできない、情けない人間だ」というものだろう。 おれだって、こんなことはだれかに聞かせたい話じゃない。結局、空虚に人生を終えるであろうつまらない人間のひとりごとだ。 さて、それはなにか。それは「おれは他人に『なにものかになれるのでは?』と思わせてきた人生だったな」ということだ。 なにも、大きなエピソードはない。自分の頭の中から消えない小さな記憶の粒を取り出して並べてみるだけだ。 なぜかプロになれそうにみえる子供 おれはちょっとなにかすると、「将来プロになれそうだな」と言われることが多かった。みんな言われているかもしれないが、みんながどうかしらない。

    他人に、「なにものか」になるのでは? と思わせてきた人間の独白
    goldhead
    goldhead 2023/10/12
    寄稿いたしました。なんとなくそういうやつっていませんか? おれはおれ以外に知らんのですが。誰かおれの単勝買って下さい。
  • 「要求だけ高いのに、カネを払わない人」に、いいサービスをするのは辞めよう。

    のサービスは、当に「世界一」なのか? 日人の多くは、日のサービスが世界のなかでも群を抜いていると思っている。 外国人は日のおもてなしに深い感銘を受けるはず、日が誇れる文化、たくさんの人を感動させている……と。 でも日のサービスって、他国と比べて、当にそんなに質がいいんだろうか? そう言うと、必ずと言っていいほど「海外旅行に行った時こんな酷い目に遭った」「外国人の友だちがとても喜んでいた」なんて返事がくるわけだが……。 いや別に、それは日のサービスがいいからじゃないよ。 日では単純に、サービスが「タダ」なだけなんだよ。 海外では金を払えばいいサービスを受けられる 実は……というほどでもないが、海外でもランクが高い店に行けば、質のいいサービスを受けられる。 1泊数十万円のスイートルームとまで行かなくとも、たとえば1泊200ユーロくらいのホテルであれば、日の同ランクのホテ

    「要求だけ高いのに、カネを払わない人」に、いいサービスをするのは辞めよう。
    goldhead
    goldhead 2023/10/05
    金のない社会のゴミが人並みに扱われないことくらいは承知の上だ。大人しく底辺の片隅で生きるしかない。少し金があってサービスを受けられる身分だと勘違いするやつが他人の迷惑になる。
  • 人間が人間であることを出せ。表現しろ。それ以外は的確にプロンプトを書け。

    画像生成AIとおれ 知らないあいだに画像生成AIというものができて、ひとびとが使うようになって、いろいろな問題を引き起こしていた。 AIの学習に使われた人の著作権的な問題とか、AIを使ったイラストに対する道義的(?)な問題だ。後者についてはちょっとよくわからない過熱が見られるようなので、触れるのは避けたい。 いずれにせよ、文章(プロンプト)によって、絵が生成されるのだ。おれは、とりあえずおもしろいと思った。おもしろいな、というだけだ。 おれは自分で絵を描きたいと思うが、下手くそなので描く気がおこらない。AIを使えば自分の理想である✕✕な絵だって生成できるんじゃないかと思った。 が、プロンプトにもコツがある。いや、コツなんてものじゃない、プログラミング的な技術、技法だ。おれはそういう感覚的でないものは苦手だ。 というか、そもそもおれのPC画像生成AIを使うスペックに達していなかった。なので

    人間が人間であることを出せ。表現しろ。それ以外は的確にプロンプトを書け。
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    goldhead 2023/09/29
    寄稿いたしました。DTP従事者のキラキラしていない地味な画像生成AI話になります。AdobeのFirefly少し触って感じたことです。/地味な作例をあげてみました(https://goldhead.hatenablog.com/entry/2023/09/29/130238)。
  • 手取り収入の3/4を馬券購入につぎ込む人間の告白

    ※この記事は「否認の病気」であるギャンブル依存症当事者が、「まあ、当は違うんだからね」と必死に否認する様子をお楽しみいただけます。 おれと競馬、競馬とおれ おれはアルコール依存症であり、図書館に通い、なおかつ「ちょこざっぷ」に行きだして、いろいろと忙しい。 そのほかにも広島東洋カープの試合を見て(ネット配信)、アニメを見て、わりと時間がない! と感じたりもする。 他人とのコミュニケーションはまったくないのに、多趣味な人間といえるかもしれない。 しかし、なによりおれの生活の、人生の、Lifeの中心にあるのは何か? 競馬である。競馬こそおれの人生の中心にあって、競馬がなによりも優先される。愛する女性との逢瀬の約束のときも、「あ、その日はG1があるな」などと考えてしまう。おれは競馬に乗っ取られている。おれが競馬を乗っ取ったことはない。 おれと競馬のはじまり。 高校時代、通学中に「ダビスタ」の話

    手取り収入の3/4を馬券購入につぎ込む人間の告白
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    goldhead 2023/09/20
    寄稿いたしました。精神障害にアルコール依存症とギャンブル依存症の二つの嗜癖(クロスアディクション)もってて生活してるおれはすごくないですか? そうでもないですか。
  • 精神疾患で人生崩壊。京大卒40代のいま。

    「パパゲーノ」という言葉をご存じだろうか。 ひとつの人生観を表す言葉である。 人間、いつどこで不幸の渦に巻き込まれるかなんてわかったもんじゃないし、人生の「前提」なんて、あっという間に壊れた。 エリートだった。しかしある時崖から落ちるように崩れた。一度は持ち直したのに、再び不幸のどん底に叩き込まれた。 正直、生きていることに未練はない。それでもわたしは、日々息をしている。 限りなく普通っぽいわたし 「清水さんって、全く『そういうふう』には見えないですよね」。 よく、そう言われる。 「そういうふう」=「精神障害者」のことである。 まあ、障害と20年も付き合っているうちにこなれてきたというのもあるだろう。完治の見込みはない。「寛解」という落ち着いた状態のなかにいるだけのことだ。 「障害があっても希望を持って生きている人がいる」的な話をマスコミなんかで目にする。 そういう意味では、音楽という趣味

    精神疾患で人生崩壊。京大卒40代のいま。
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    goldhead 2023/09/12
    同じ双極性障害でも、おれはODはしたことはないな。毎晩酒飲んでるだけだ。たぶんエネルギーが良くも悪くも小さいのだろうと思う。
  • ピアス三つの、四十代中年男性の末路について

    しゃれにならないエピソードはない 身体加工といえばいかにも野蛮だが、それこそが文明のはじまりなのだ。誰も動物を野蛮とはいわない。野蛮は文明のはじまりなのであり、おそらく、文明もまた一種の野蛮のはじまりなのである。 おれは身体加工をしている。左耳に三つのピアスをつけている。耳たぶに一つ、ヘリックスに二つ。 おれは四十代中盤の中年男性で、いたって平凡なサラリーマンだ。 おれがピアスを最初に開けたのはいつか。会社員として働き始めたときである。大学生になったときでもないし、大学を中退したときでもない。会社員になって、ピアスの穴を開けた。 「開けてもらった」といったほうがいいかもしれない。 最初に、耳たぶに穴を開けたのは職場であって、ガチャンとやるピアッサーで穴を開けてくれたのは、上司の女の人だった。 ピアスを開けるのが普通の職場なのか? 違う。違うけれど、おもな客先は自治体や公共機関だ。 しゃれた

    ピアス三つの、四十代中年男性の末路について
    goldhead
    goldhead 2023/09/04
    寄稿いたしました。身体装飾は野蛮なのか文化なのか、というより自分語りになっております。
  • chocoZAP(ちょこざっぷ)に行くのはどんな人なのか?

    chocoZAP(ちょこざっぷ)に行く人の話 chocoZAP(ちょこざっぷ)をご存知か。そうだ、コンビニジムとして急速に拡大しているサービスだ。 従来のジムとは違い(たぶん)、無人店舗にマシンだけ置いてある。勝手に入って、を履き替えもせず、勝手にやって、帰る。シャワーもない。トイレすらない店舗もある。 会員になればどの店舗も使える。これで月額2,980円だ。このコンビニジム、どんな人が行くのか? この記事にべつにインタビューや取材は必要ない。なぜならば、おれがちょこざっぷ(以下「ちょこざっぷ」に統一します)の会員だからだ。もちろん、おれ一人の話にすぎないが、参考になるかもしれない。 そのあとに、限られた範囲ではあるけどどんな人を見かけるのか書く。 おれの運動歴の話が長いので、店の雰囲気などだけを知りたい人は、画面をスクロールさせて<ちょこざっぷにはどのような人が行くのか>を読んでほしい

    chocoZAP(ちょこざっぷ)に行くのはどんな人なのか?
    goldhead
    goldhead 2023/08/21
    寄稿いたしました。ちょこざっぷに行くようになった自分と、店舗の雰囲気などです。/初心者のおれが具体的になにをどのくらいやっているか書きました(https://goldhead.hatenablog.com/entry/2023/08/21/130100
  • なぜ図書館で本を借りることは恥ずかしいのか?

    図書館を借りられることは正しいのか? 「図書館を借りられることは正しいのか?」と問われて、「正しい」と答えるのが正しい。 どのように正しいのか。AIにいくら「図書館を貸し出すことの弊害」を訊いても、結局は「図書館を貸し出すこと、市民がを借りられることは正しい」と答えるくらいには正しい。そのくらいポリティカルに正しいのだ。 日には「図書館の自由に関する宣言」というものもある。1954年に採択された。少し長いが引用したい。 図書館は、基的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することをもっとも重要な任務とする。 1.日国憲法は主権が国民に存するとの原理にもとづいており、この国民主権の原理を維持し発展させるためには、国民ひとりひとりが思想・意見を自由に発表し交換すること、すなわち表現の自由の保障が不可欠である 知る自由は、表現の送り手に対して保障されるべ

    なぜ図書館で本を借りることは恥ずかしいのか?
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    goldhead 2023/08/08
    寄稿いたしました。本と図書館と自分との末路です。末路じゃないか。/持ってる本ベスト5を書きました(https://goldhead.hatenablog.com/entry/2023/08/08/125841
  • 僕の北岳・間ノ岳縦走日帰りピストン失敗記

    「日で一番高い山は富士山だが、じゃあ2番目は?」 この慣用句はよく2番目以降は無名であり、1番にならないと意味が無いという事を説明するのに使われる。 ちなみに日で2番目に高い山は山梨県にある北岳で、3番目に高い山は山梨と静岡にまたがって存在する間の岳である。 この2つは驚くべき事に山頂同士が峰から峰で繋がっており、縦走する事ができる。つまり…気合をいれれば日で2番目に高い山と3番目に高い山はセットで制覇可能なのである。 「2年前は富士山に登ったし、ここいらで2番と3番も登ってみるかな」 ふとそう思い、日帰りピストンを企画して実行した。 毎日12キロ走ってるし、気合を入れればなんとかなるだろうと思ったのだ。まあ最初に書いておくが、目論見は失敗したのだが… というわけで今回は反省の念も込めて、北岳・間ノ岳登山の感想と学びを書いていこうかと思う。 前泊すれば6:30から登れる 北岳に登るに

    僕の北岳・間ノ岳縦走日帰りピストン失敗記
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    goldhead 2023/08/07
    それを体験する前段階として、長距離走サイクリングに挑戦するため、とりあえずちょこざっぷでエアロバイク漕いでる。→”困難を純粋悪と見做さず、敗戦を無かった事にせず、それらをキチンと噛み締める。”
  • 大酒飲みのロシア人たちはどこへ行ってしまったのか?

    ロシアによるウクライナ侵攻 ロシアによるウクライナ侵攻開始から500日以上が経った。おれは当初、この戦争がこんなにも長期化するとは思わなかった。ただの素人の勘だが。 同時に、また素人ながら「21世紀の国家間戦争がこんなにも身も蓋もなく始まってしまうものなのか」と開戦当時に思った。そう思ったことは日記にも書いた。 ロシアが、ウクライナのような国に侵攻する。戦争になる。国家間戦争。そういう時代だったのか。ちょっと信じられないよな、という思いは今もある。 しかし、戦争は現実だ。いまさら説明することもないと思うが、ロシアが当初目論んでいたであろう短期決戦にはならず、ウクライナへは西側諸国からの武器供与がつづき、戦争は一年を過ぎ、さらに過ぎた。近頃ではロシアの傭兵組織ワグネルの乱なども起こり、その当の決着はまだ見えていないようだが、これを受けて戦術レベルでの影響はさしてないようだ。 ウクライナは反

    大酒飲みのロシア人たちはどこへ行ってしまったのか?
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    goldhead 2023/08/01
    寄稿いたしました。今はプーチンのロシアのイメージ一色ですが、プーチンより前のロシアとロシア人ってどんなんだったかな、という話です。ウォトカ飲みましょう。
  • おれたちはTwitterでなにがしたかったのか?

    ネットが乱れている! ネットが乱世だ。言い過ぎかもしれない。 しかし、日でとくにユーザーの多いTwitterが大混乱している。閲覧制限、API制限。 そこに、Metaのスレッズが殴り込みをかけてきた。殴り込みといえるかどうかは後で考える。 そして、日のインターネットの古典である5chもおかしくなった。APIを握っていたJaneが、接続先をTalkという2ch様の新しい掲示板に切り替えた。切り替えたが、5chAPI開放して、ほかの専用ブラウザで見られるように戻った。 なにが起こったのか、どんな反乱だったのか、今のところわからない。専用ブラウザJaneStyleユーザー以外もTalkに切り替えるのか、5chが巻き返して存続するのか。今、これを書いている段階ではわからない。 ちなみに、おれは「あめぞうリンク」の崩壊から2chの誕生に立ち会った「アングラ私書箱」の出だが、2chに書き込んだこ

    おれたちはTwitterでなにがしたかったのか?
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    goldhead 2023/07/18
    寄稿いたしました。結局、みんなネットで何やりたいんですか? おれは? というような話です。なかなか状況変わらないですね。
  • ダビデさんの「おちんちん」騒動から、組織について考えてみた

    「ダビデ像」。 イタリア・フィレンツェのアカデミア美術館に展示されている、世界的にも有名な彫刻である。 この「ルネサンスの傑作」と呼ばれる彫刻は、美術の授業では必ず現れる存在であり、その名を知らない人はいないほどである。その姿を多くの人が何らかの形で知っていることだろう。 先般、そのダビデ像をめぐるこんなニュースが飛び込んできた。 場所はアメリカ・フロリダ州の小中学校。授業でこの「ダビデ像」の写真を授業で扱ったところ、校長が辞職に追い込まれたというのだ。 「ポルノだ」と訴えた保護者がいたため、と報じられている。 「うんこちんこうんこちんこ」 筆者の自宅は、小学校の隣にある。自宅で仕事をしている筆者にとって、午後の下校時間や放課後の校庭で遊ぶ子供たちの声は賑やかなものである。 そして、学校の近くを通れば、校庭から 「うんこ!ちんこ!うんこ!ちんこ!」 といった呪文が聞こえてくるのも珍しいこと

    ダビデさんの「おちんちん」騒動から、組織について考えてみた
    goldhead
    goldhead 2023/07/06
    おれも「障がい者」という言葉は使わない→“外野が勝手に「普通の人」「そうではない人」という線を引いているのである。そして的外れな余計なお世話を焼く。そのことによって困惑するのは当事者だ。”
  • でかいペットボトルの焼酎を買う人間の末路

    おれと酒、酒とおれ おれは酒が好きだ。酒も俺のことが好きなんじゃないかな。 とはいえ、「酒」といってもいろいろある。大きく分けたら醸造酒と蒸留酒ということになるのか。大きく分けたらおれは蒸留酒のほうが好きだということになる。 おれが好きなのはウイスキーだ。ウイスキーがお好きでしょう。でも、さらに絞りたい。絞った先にあるのは、スコッチということになる。スコッチのなかの、シングルモルトということになる。 シングルモルトのなかでも、アイラモルトが好きだということになる。ラフロイグが好きだ、ボウモアが好きだ、なによりアードベッグが好きだということになる。どんな味がするのか。薬品臭とすら言われる独特の香りがある。そして、酔いがたまらん。 「酔い」に違いがあるのか。味や、匂いではなく。 おれは「ある」と答えたい。質の良いスコッチのもたらす酔いは別格だ。一瞬で深く染み渡り、じつにいい気分になれる。そして

    でかいペットボトルの焼酎を買う人間の末路
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    goldhead 2023/06/28
    寄稿いたしました。タイトル通りのおれの末路(?)でございます。
  • 頭を使って働く人に、読書が絶対に必要な理由。

    先日、次女がやっている国語のドリルの答え合わせをした時のこと。 来であれば、文中にある表現を用いて 「郵便局のドアをあけた」 と解答しなければならないところ、次女は 「郵便局に行った」 と書いていた。不正解である。 そこで、これは間違いだと指摘したところ、「なんで?」と返された。 そこで、想像してみて「おうちのドアを開けた」と「おうちに行った」とは、そもそも意味自体が違うでしょう、と説明する。 ところが娘は「おんなじようなものじゃない?」と首をひねる。 なるほど、娘の認識の中では、「ドアを開けること」と、その場所に「行くこと」は同一視されていたということだ。 そこで、娘には「わずかでも言葉が違う、ということはそもそも、意味が違うということ、文中に使われている表現を、そのまま使わないと意味が変わってしまうので、不正解になる」といい含めた。 * 上の話を「いちいち細かいなあ」と思う方もいるか

    頭を使って働く人に、読書が絶対に必要な理由。
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    goldhead 2023/06/22
    本を読めば「知っている言葉、表現」の数は増えるが、きちんと自分の中でできている「語彙」になるかどうかというと、また一つハードルがある。自分はツイート一つするにもネットの辞典を開くことがいまだに多い。
  • なにかと忙しいおまえも完全栄養食のパンを食え

    血のように冷たく 座ってもいいか? 泣いてもいいか? 冷たいコンクリートの暗い部屋。響くのはおれの疲れた足音。きしむ椅子。 くたびれたコートのポケットから、くすんだ銀色のパッケージを取り出す。「血のように冷たく、鋼のように硬く」、そうつぶやく。この街に生きるということ。涙すら出ない目をぬぐった。時は流れない。 パッケージを破って、おれは完全栄養のブロックを取り出した。味のないブロックをむさぼりった。空には月もなかった。音もなく雨が降る。汚染された水には、もはや名前もつけられていない。 ……というのが、だいたいの人間が持つ完全栄養のイメージではないだろうか? おれもそう思っていた。 が、べてみると意外によいものだと気づいたので、そのことを知らしめたい。知らしめたいって何様だ。 おれとおれの「餌」 その前に、おれの生活を書いておく。 おれは基的に朝を摂らない。朝は弱い。そんな時間

    なにかと忙しいおまえも完全栄養食のパンを食え
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    goldhead 2023/06/16
    寄稿いたしました。弱っている自分に完全栄養食のベースブレッドは救いであります。でも今夜は野菜炒め作ります。