改造したオートバイや乗用車で無謀運転を繰り返す暴走族が、徳島県内で2グループ15人にまで減っている。県警によると、構成メンバーの総数は約20年前に比べて40分の1以下。娯楽の多様化に伴う若者のバイク離れに加え、2004年の道交法改正などで暴走行為の取り締まりが強化され、減少に拍車が掛かったとみられる。 全国的に暴走族メンバーが最も多かったのは1980年ごろ。徳島県内では、交通統計に記録が残る92年のメンバー総数は626人だった。この後の5年間で、数十人規模のグループを道交法の共同危険行為で相次ぎ摘発。97年には202人に減った。 さらに04年の道交法改正で、暴走行為による被害者がいなくても共同危険行為で摘発できるようになり、翌05年からメンバー総数は2けたに落ち込んだ。法改正後に23グループを摘発するなどし、現在は徳島市の8人のグループと阿南、小松島市中心の7人のグループのみになってい