株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六本木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分
安倍総理は公約のとおり、道州制を実現するための計画案「新地方分権推進法案」を提出した。それによると来年2007年に有識者らによる推進委員会を内閣府に設置。翌2008年には推進計画を策定、2010年をめどに工程表を作成するということだ。 やっとのことでスタートした道州制だが、実現するのは容易なことではない。なにしろ都道府県は明治の廃藩置県以来続いてきた制度である。その47都道府県を11の道州に減らしてしまうわけだ。これは単純に数が減るというだけの問題ではない。税や法律のしくみまで変わる大きな改革である。都道府県にまつわる利権は、国や市町村の利権よりも日本という国にこびりついている、と言っても過言ではない。大きな改革にはリアクションがつきものだ。だからこれから多数の反対派が出てきて、立ちふさがるのは間違いないだろう。 変な言い方になるが、実現するために国民に理解してもらおうと説明すればする
「出世はしたい、仕事は増やしたくない」は矛盾している 4月も半ば過ぎとなりました。今年、新卒で入社した新入社員の皆さんは、「せっかく入社したからには出世したい」「出世して高い給料をもらいたい」といった野心に燃えて日々の研修に、業務に邁進しておられることでしょう。大変素晴らしいことです。もちろん立身出世ばかりが人生の価値のすべてではありませんが、労働時間や内容が同じならば、給料は高いに越したことはないのも確かでしょう。 出世して高い給料を得るためにはどうしたらいいか。一番オーソドックスな方法は、積極的に仕事をして成果を出すことです。ところが多くの人は、この「積極的に」ができない。現に我が社でも、業務プロジェクトのリーダーや、各種イベントの実行委員の立候補を募っても、自発的に手を挙げる社員はいない。そればかりか、わたしが「××くん、このプロジェクトのリーダーを頼む」と指名しても、言を左右し
日本の宇宙開発はインドにも対抗し得ない〜JAXA・平岩主任研究員に聞く(2) インドの予算は重点分野に集中、長期戦略で技術を開発 (前回の記事はこちら) インドの宇宙計画は、大幅な予算の伸びと計画的な人材育成によって、今後2010年代にかけて大きく伸びることになる可能性が非常に高い。 平岩氏によると、インドの優位性はそれだけではない。インドは、予算を総花的にばらまくようなことをしていない。重点分野に集中的に投資して、確実に必要な技術を国産化している。その一方で、自国の地政学的な地位を利用して、大胆に海外からの技術導入も進めており、その投資効率は非常に高いと判断しなくてはならない。 ロケットと衛星に集中的に投資 ■インドの宇宙開発のオーバービューは理解できました。それではロケットや衛星、有人宇宙開発といった個別分野ではどうなのでしょう。 平岩 これはインドと日本の2007年度予算
日本の宇宙開発はインドにも対抗し得ない〜JAXA・平岩主任研究員に聞く(3) 分析で浮上する衛星偏重と投資分散 日本は世界での“居場所”を作れるか? (前回の記事はこちら) 平岩氏は、日本の宇宙開発を分析していくと、まず宇宙輸送系と衛星系では、予算が衛星系に偏重していることが分かると指摘する。そして、衛星系の実態を海外と比較すると、少ない予算に、それ以上に少ない人員、あまりに多いプロジェクトという実態が浮かび上がるという。 その状態では、諸外国は日本に国際協力をするだけの価値を見いだせない。宇宙分野において日本は、このままでは孤立する一方である。 平岩氏は分析から、日本の将来展望には2つの可能性があると指摘する。一つは、ひたすら内弁慶に国内向けに言い訳のたつ計画をこのまま続けること。もう一つは選択と集中の痛みに耐えて、諸外国が日本に一目置かざるを得なくなるような、とがったミッション
さらば!「豊かな国日本」 (桐原 涼=経営評論家) もはや豊かな国ではない もはや日本は豊かな国とは言えない。昨年末に内閣府が発表した「国民経済計算確報(2006年度)」によると、日本の1人当たりGDPはOECD加盟30カ国中18位となった。2000年度時点では世界3位にあった日本の1人当たりGDPは、以降毎年順位を下げ、今では下から数えたほうが早い位置にまで低下した。 「国民経済計算確報」のデータをもとに、世界における日本の豊かさの位置づけを整理してみよう。1人当たりGDPが5万ドルを超える最上位グループには、ルクセンブルクや、ノルウェイなどの北欧諸国が並ぶ。そして4万ドル前後の第2グループには、アメリカ・イギリス・カナダなど欧米の主要国が位置する。日本の位置づけはその下の第3グループである。 1人当たりGDPが3万ドル前後のこのグループには、日本のほかにイタリア・スペイン・ギ
さらば!「豊かな国日本」 (桐原 涼=経営評論家) もはや豊かな国ではない もはや日本は豊かな国とは言えない。昨年末に内閣府が発表した「国民経済計算確報(2006年度)」によると、日本の1人当たりGDPはOECD加盟30カ国中18位となった。2000年度時点では世界3位にあった日本の1人当たりGDPは、以降毎年順位を下げ、今では下から数えたほうが早い位置にまで低下した。 「国民経済計算確報」のデータをもとに、世界における日本の豊かさの位置づけを整理してみよう。1人当たりGDPが5万ドルを超える最上位グループには、ルクセンブルクや、ノルウェイなどの北欧諸国が並ぶ。そして4万ドル前後の第2グループには、アメリカ・イギリス・カナダなど欧米の主要国が位置する。日本の位置づけはその下の第3グループである。 1人当たりGDPが3万ドル前後のこのグループには、日本のほかにイタリア・スペイン・ギ
ハイビジョン月面画像をネット公開しなかったNHK 9月14日に打ち上げられた日本の月探査機「かぐや」は、月周回軌道上で、順調に科学観測の準備を進めている。日本放送協会(NHK)が搭載したハイビジョンカメラは、早速月面の撮影を開始し、11月7日には最初の月面画像が、次いで11月16日には、月の際から昇る地球と、月の際に沈む地球のハイビジョン映像が公開された。かつてない高精細の月面の画像であり、一般に与えたショックは、アポロ8号が撮影した有名な「地球の出」にも比肩するするものだった。 1968年にアポロ8号が撮影した「地球の出」(Photo by NASA:上)と、この11月に月探査機「かぐや」が取得した「地球の出」(中)と「地球の入り」(下)のハイビジョン動画像からのキャプチャー(Photo by JAXA/NHK)。NASAの画像は、教育用途、報道用途、非営利用途で出典を明記することで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く