AZ-GTiは、水平軸の小改良で抜群のフリーダム感を得て一時の満足感に浸っておりました。が、しかし、水平がスムースになるともう一方の垂直軸の動きについても「もっとスムースに!」という気分になってくるのが人情というものです。結局、再び分解してしまいました。 このAZ-GTi、もともと水平軸がかなり(フリーストップで動かそうとするとハーフピラーとの接続ネジが緩むほど)動きが渋かったので、相対的に垂直軸にはさほど問題があるようには認識していませんでした。 しかし、水平軸が完全にスルスルに動くようになった今、クランプフリーでの垂直軸の微妙な動き出しの引っ掛かりなどが気になるようになってしまいました。たぶん、これが解決できると300倍強での粗動(手動)での追尾の容易さに磨きがかかるだろうと思うわけです。 結論を先に言ってしまいますと、垂直軸は水平軸以上に意味不明度の高い設計になっていて、たまたま悪影
先日AZ-GTiを赤道儀化してASIAIR PROで制御し、自動導入とPlate Solvingは難なく成功したが、オートガイドの赤緯方向キャリブレーションが失敗してしまい、そこでつまずいていた。 AZ-GTi経緯台を赤道儀化するためのパーツがやっと揃ったので、早速組み立ててみた。 まず最初にいきなりつまずいたのが、先日作った「制御ベース」との干渉。 SE2赤道儀では大丈夫だったが、AZ-GTiはアリミゾ部分の背が低いため、本体とアリガタ下に付けたASIAIR PRO&ガイド鏡が干渉してしまう。 アリミゾ部分の「かさ上げ」も考えたが、全体的に「縦長」になっているのも気になっていたので、昔使っていた「蜂の巣プレート」を用いて「横並び」に組み替えた。 ASIAIR PROと... キャリブレーションの赤経方向では、West Step->East Stepで星がちゃんと往復移動して元の位置へ戻っ
この記事の内容星見屋.com 特別協賛!(*) 天体観測のゲームチェンジャー、新時代のスマート天体望遠鏡Seestar S50。「天体写真はイロイロ難しい」というこれまでの「常識」が一気に変わります!しかもお値段は今どきビックリの9万円切り!そんな「Seestar S50」の全てを総力解説します! (*)特別協賛とは、本記事のサムネイルおよび記事中にスポンサー様の特別広告枠を掲載することにより対価をいただく形です。記事そのものの編集ポリシーは通常の天リフ記事と同等です。 広告)オールインワンスマート望遠鏡・Seestar S50 天体観測(天体写真)のゲームチェンジャ−・Seestar S50 誰でも簡単に天体の姿が見られる「スマート望遠鏡」 Seestar S50で撮影。左)ペガサス座のエッジオン銀河NGC891(総露光時間7分20秒)、右)こぎつね座の惑星状星雲M27(総露光時間18分
天リフ編集部 @tenmonReflexion 天文ファンのための情報提供サイト「天文リフレクションズ」。 公式: reflexions.jp/tenref/ YouTube:youtube.com/channel/UCFaEz… twilog:twilog.org/tenmonReflexion reflexions.jp/tenmon/ 天リフ編集部 @tenmonReflexion サイトロンジャパンの「星見専用メガネ」。試作品ユーザーから絶賛の嵐。暗所で開く人間の瞳孔は無限遠にある星の光を「バチピン」にできないのですが、それを補正してくれます。メガネ着用時も被せて快適に使用可能。#cpplus pic.twitter.com/SV9cMGBCxY 2024-02-23 09:04:55
最近は天体望遠鏡とCMOSカメラの接続についてのお問い合わせが増えてきています。これらの接続は、これまでは「Tリング + カメラ」のほぼワンパターンでしたが、現在はCMOSカメラのラインアップが増えて接続方法が多様化し、以前より複雑になりました。鏡筒側の取り付け規格も従来のM42ネジに加えてM48ネジが増えてきました。こうした背景を踏まえ、今回のブログ記事では主要な接続方法を一通りご紹介したいと思います。 はじめに 基本的な接続方法 1. M42ネジ バックフォーカス55mmの場合 【デジタル一眼レフカメラ】 【天体用CMOSカメラ / キヤノン・ニコンマウント経由】 【天体用CMOSカメラ / 全ネジ接続】 【天体用CMOSカメラ / 31.7スリーブ差し込み】 2. M48ネジ バックフォーカス55mmの場合 【デジタル一眼レフカメラ】 【天体用CMOSカメラ / キヤノン・ニコンマ
CAE(COC Axial Error)は、主鏡の曲率中心のある面での主鏡の軸と接眼部の軸との距離です。 PAE(Primary Axial Error)は、主鏡の焦点面での主鏡の軸と接眼部の軸との距離です。 FAE (Focuser Axial Error) は、主鏡の鏡面での主鏡の軸と接眼部の軸との距離です。 LAE (paralleL Axial Error) は、主鏡の曲率中心に接眼部の軸を並行にずらしたものを置いたものと主鏡の軸との距離です。 概要: 1. 軸合わせが像の品質に大きく影響します。接眼部の軸と主鏡の軸を一致させます。より正確にいえばアイピースもしくはカメラの軸と主鏡の軸を一致させます。 2. 軸を合わせるためには、少なくとも異なる2点で一致させる必要があります(2直線を一致させるためには異なる2点が一致する必要があるため)。 3. 光軸調整ツールは下の4種類のどれか
プレートソルブトラブル解決集の続報です。今回はある意味決定版になっています。前回あやふやにし解決できなかったことが、かなり確実に解決できるようになりました。 Re-enabled PAE, where were disabled from 2.3.4 to 2.3.9Replaced "Align with Sync" page with "Sync samples" page.Multi-star alignment, where performing any of the following adds a sync sample:Using one of the alignment methods from the Alignment pageCentering on a celestial object at the prompt after any catalog object G
ハワイとチリに望遠鏡を設置しているジェミニ天文台が2023年8月1日からサイバー攻撃の影響でシステムを停止していることが明らかになりました。アメリカ国立光赤外線天文学研究所(NOIRLab)は攻撃の詳細を明らかにしておらず、専門家からは「攻撃者は自身が天文台を攻撃したことに気付いていないのではないか」と指摘されています。 Cyber Incident at NSF’s NOIRLab | NOIRLab https://noirlab.edu/public/announcements/ann23022/ Cyberattack shutters major NSF-funded telescopes for more than 2 weeks | Science | AAAS https://www.science.org/content/article/cyberattack-shutt
みなさんこんにちは!梅雨入りの声も聞こえ始めた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。「最近面白い鏡筒がない」なんてぶつぶついいながら、望遠鏡販売店のサイトを徘徊されていませんか?! そんなあなたのために、今回はとっておきの鏡筒をご紹介します。笠井トレーディングから販売されている、GS-150CC(CCは「クラシック・カセグレン」の略)です。 笠井トレーディング・GS-150CC http://www.kasai-trading.jp/gs150cc.html 「純カセグレン」鏡筒の立ち位置とは 純カセグレンの特徴 https://ja.wikipedia.org/wiki/カセグレン式望遠鏡 主鏡は放物面、副鏡は凸の双曲面です。 「(純)カセグレン式」の反射望遠鏡は、古くから「ニュートン式」と双璧をなしていたクラシックな形式です。主鏡はニュートン式反射と同じ放物面、副鏡は凸双曲面。設計上は
ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた宙に浮かぶ「はてなマーク」。その正体は?2023.08.03 21:0028,783 George Dvorsky - Gizmodo US [原文] ( たもり ) 宇宙の疑問は増すばかり。 先週リリースされた、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)によるハービッグ・ハロー天体「HH 46/47」の高解像度近赤外線画像。何とその遠景には、「疑問符に見える天体」が小さく写り込んでいました。 はてなマークに見える謎の天体NASAが欧州宇宙機関(ESA)やカナダ宇宙庁(CSA)と共に運用するJWSTが捉えたHH 46/47は、星形成領域に見られる若い星雲状の天体で、地球から1470光年離れています。 鮮やかに輝く光景ですが、Space.comは別の点に注目。画像を十分に拡大すると、中央下側にはてなマークによく似た形の天体が見えるのです。 Image: NASA,
一例ですが、私が使っている機材を今回の検証の前提条件として書いておきます。必ずしも同じ状況にしなくても、同様のトラブルはありえると思いますので、参考にしてください。 ハードウェア: 鏡筒(FMA135)、CMOSカメラ(Uranus-C)、AZ-GTi or TRAVERSE、三脚、PC(Surface 8, Surface 9, StickPC)ソフトウェア: OSはWindows 10 or 11、SharpCap 4.1、SynScan Pro 231 or older、ASCOMプラットフォーム 6.1、SynScanアプリ用ASCOMドライバー 1.31 or 1.30、カメラドライバーなど 状態: AZ-GTiをスマホなどのSynScan Proを使って操作する準備ができている。PC上にSharpCapがインストールされていて、電視観望などができる準備ができている。PC上にSy
天体観測に興味があるけど・・・「どうやって星を見たらいいの?」と、興味はあってもなかなか一歩を踏み出せない人はいるハズ!?。 そんな場合、おすすめしたいのが「メシエ天体」の観測です。 メシエ天体は、初心者でも地球から遥かに遠い場所にある星団や銀河、星雲を観測することが出来ます。 天体観測をやってみたいと思っている方。まずはメシエ天体の事を知って、星空の下に繰り出してみてみてはいかがでしょうか? メシエ天体って何? そもそも天文に詳しくない初心者の方に「メシエ天体がおすすめ!」と言っても何のことかわからないと思います。 メシエ天体の”メシエ”とは、17世紀後半から18世紀前半にかけて活動していたフランスの天文学者シャルル・メシエの事であり、当時、彗星の探索にチカラを入れていた彼が、彗星と見間違えやすい星団や銀河等の天体を分別するために番号を付けて天体を管理した事に始まり、のちに星雲・星団・銀
Sky-Watcher AZ-GTiマウントレビュー 概要 AZ-GTiマウントはSynta Technology社南通斯密特森光電科技有限公司(Nantong Schmidt Opto-Electrical Technology)がSky-Watcherブランドで販売している自動導入経緯台です。制御をスマホアプリで行うようにしたことでハンドコントローラを不要とし、自動導入経緯台として前代未聞の低価格を実現したのが特徴です。簡単なセッティング作業さえしてしまえば、目標天体の導入や追尾も簡単で、初心者にも使いやすい機材に仕上がっています。 現在、この経緯台はマウント単体の他、三脚とのセット、口径90mmまたは127mmのマクストフカセグレン鏡筒とのセットの形で販売されていますが、私が購入したのは三脚とのセットです。価格(いずれも税抜)は定価43500円、実売価格34800円ですが、私が購入し
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