あらすじ 死者をよみがえらせる力をもつ禍星ノ神子を宿したまま、三ツ橋は虚空坊と逃亡。それを安倍晴明の式神たちと夜鳥子の宿敵、胡蝶が追う。さらに、夜鳥子と久遠の魂消滅の危機、駒子の胸にも現れた奇妙な刻印と、問題は山積。神子誕生まであと1日。すべてを解決すべく、雪の蔵王で壮絶な最終決戦がはじまる! 生き残るのは誰!? 駒子と久遠、夜鳥子と求道、2組の恋人たちの未来は!? 鬼才ゲームデザイナー桝田省治が描く伝奇アクション、完結編にして最高傑作!! レビュー 夜鳥子シリーズ完結。 思えば遠くまで来たものだ。 1巻はロックマンみたいな横スクロールアクションゲームを小説化したようなものだと感じた。 2巻は毛色を大きく変えた本格的伝奇小説。京都を舞台に陰陽師が暴れ回る爽快感がたまらなかった。 3巻は時代小説の様な切り口で夜鳥子の過去を描く壮大な物語。ラストには思わず涙した。 一つのシリーズでこれほどに一