名古屋市の市立中学2年の男子生徒が転落死した問題で、市教育委員会は16日、全校生徒へのアンケート結果を公表した。男子生徒へのいじめと受け取れる言葉や行為を「自分で見聞きした」と101人が答え、このうち「死ね」という言葉を挙げた生徒が最も多く、21人いた。 男子生徒は「いろんな人から死ねと言われた」とノートに書き残し、自殺をほのめかしていた。市教委は「いじめがあった可能性が極めて高い」として、近く設ける第三者委員会で解明を進める。 アンケートは、10日に男子生徒が死亡後、12日に無記名で実施。551人のうち519人が回答した。 自分で見聞きしたという生徒の回答のうち、具体的な言葉や行為を挙げたのは50件。「死ね」に続き、「自殺してみろ」(5件)が多かった。「胸ぐらをつかまれる」「たたかれる」などの暴力も計4件あった。 会見に同席した校長は、男子生徒が「死ね」という言葉を受けて自殺した