『裸の王様』(1957年) 『日本三文オペラ』(1959年) 『輝ける闇』(1968年) 『夏の闇』(1971年) 『破れた繭』(1986年) 『夜と陽炎』(1986年) 開高 健(かいこう たけし/かいこう けん[2]、1930年〈昭和5年〉12月30日 - 1989年〈平成元年〉12月9日)は、日本の小説家。組織と人間の問題を扱った『パニック』『裸の王様』や、ベトナム戦争取材の体験をもとにした『輝ける闇』などがある。また趣味の釣りについて世界各地での体験を綴ったエッセイ『フィッシュ・オン』『オーパ!』などでも知られる。 生涯[編集] 生い立ち[編集] 大阪市天王寺区で父・正義、母・文子との間に長男として生まれる。7歳の時に住吉区北田辺(現・東住吉区)へ転居。子供時代は、紙芝居と本が好きで、江戸川乱歩、山中峯太郎、海野十三などを読んでいた[3]。1943年4月に旧制天王寺中学校(現・大阪