ケニアのツァボイースト国立公園を歩くゾウ(2018年8月22日撮影、資料写真)。(c)SIMON MAINA / AFP 【5月29日 AFP】アジアの象牙需要を満たすため、アフリカゾウが大量に違法に殺されてきた。ここ8年間でそのような殺傷数は半分以下に減少したものの、アフリカゾウは依然として絶滅の危機にさらされていると警告する研究論文が28日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表された。 【写真特集】世界各地で撮影された愛くるしい子ゾウ スイス・ジュネーブにある「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES、ワシントン条約)」事務局が発表した統計によると、2011年に密猟者によって殺害されたアフリカゾウは約4万頭で、これはアフリカ大陸に生息する個体数の約10%に相当するという。一方、昨年は全体の4%に当たる1万